麹水で余った麹で「発酵あんこ」つくるよー!
エビちゃんが、「麹水、飲んでます」って言うから、わたしも飲んでます。
エビちゃんとは、蛯原友里さんです。麹水とは、麹をつけておいた水です。
意識高ーい。
飲んでみたらですね、いや、ホント個人の感想なんですけど、お肌がスベスベしてきましてね。
怖くなって国立栄養・健康相談所の「健康食品データベース」を調べちゃうくらいなんです。調べたところ、項目すらなかったけど。
なので、毎日のように飲んでます。
すると、どうでしょう。
余るんですよ。麹が。
だしパックに麹を入れて、水につけておくものなので、お茶の出し殻的に余る。
これ、そのまま捨てるんですかね?
もったいない……。
そこで、ひらめいたのが「発酵あんこ」。出し殻麹で作れるんじゃないかと思ってやってみました。
そして、できました。
いい感じに甘くないあんこが!
太らなくて、サイコーーーーー!
って、思いながら、黒蜜かけて食べてます。
ちなみに、これから作った過程を紹介しますが、筆者は食品衛生の専門知識は持ち合わせていません。マネする場合は、他のサイトも調べるとか、味が変なら食べないとか、自己責任でオネガイシマスですます。わたしはお腹壊さないんだけど。どちらかってーと、わたし、壊さない方だし。職場全員ノロでやられてるとき一人だけ無傷、みたいな人なので、参考になれなくてゴメン。
発酵あんこ、作ってくよー
麹は冷凍保存してました
麹水に使った麹は、冷凍して保存しておきました。150グラム分を使って、発酵あんこにしていきます。
小豆をゆでて60度まで冷ます
小豆をゆでます。1度ゆでこぼした後、圧力鍋でコトコトしました。
豆とゆで汁を分けまして、それぞれ60度まで下がるのを待ちます。
小豆のゆで汁に、麹をドボン
麹は解凍しないでも、そのままドボンでも行けるべ。
と、思いましたが、そうはなりませんでした。
麹を固まったまま、小豆のゆで汁にドボン。
溶けなーーーーーい。
溶けないねーーーーー。
なかなかブロックが崩れません。
シャモジでまぜまぜして、なんとか崩しました。
この工程は、エレガントではないので、他の方法を模索したいです。
混ざった物を、炊飯器にセットしました。
炊きません。保温します。
炊飯器を「保温」にして、8時間待つのじゃ
保温スイッチを入れまして、濡れ布巾をかけて放置します。
放置っていうっても、本当の放置ではないんだな。
たまに確認しまして、温度が高すぎたり、低すぎたりするようなら、保温スイッチをオフオン。
1時間に1回はかきまぜる。
濡れ布巾が乾いたら、濡らす。
手間がかかる子なのです。
1時間たって、様子を見ると40度。理想の60度からほど遠い。
冷凍のままの麹をぶっこんだので、スタートの温度が低すぎたんですね。
炊飯器の保温って、そこまでパワーないらしい。
一度、鍋に移して60度まで温めてから、再度、発酵しました。
手間がかかる子なのです。
できたー 甘くないアンコー
8時間経ったものがコチラです。
だいぶとろっとしました。
鍋に移して加熱します。発酵がこれ以上進まないようにするのです。
なめてみると……
あんこー!!!
しっかりとあんこの風味です。しかも、絶妙っていうか、相当に甘くありません。
300メートル先に甘酒っぽい甘さがいる感じ。
甘くないあんこ好きなら、絶対好きな味。井村屋の対極にあるあんこです。
ちょっと水っぽいので、次回は水を少し減らして作りたいです。
ヨーグルトにしていただきます
元々、あんこヨーグルトが好きでした。
あんこ、きなこ、黒蜜をかけるんです。
あんこを、発酵あんこに変えて、いざ、実食!
うまい……っ。
っていうか、遜色ない。いつもどおりにおいしい。
小豆に砂糖で作ったあんこと、たいして変わらぬ。
何口たべても、うまい……っ。
手間をかけたせいもあると思うんですけど、たべると幸せな気分になれるんです。
ああ、あたし、ていねいな暮らししてるなー。みたいな。
麹を捨てないって、地球にやさしいじゃん。
そのうえ、わたしの、体にもやさしそうだなーみたいな。
ほんとにね、甘くないんですよ。
ちょっと物足りないくらいに甘くない。
だから、甘みが足りないときは、黒蜜を多めにかけるんだよっ☆
ヨーグルトは自家製のカスピ海ヨーグルトを使ってます。たぶん、酸味が少ないです。酸味が多いヨーグルトだと、あまり合わないかも。
少し前まで、ヨーグルトにドライフルーツを入れておくブームだったんですよ。あんこヨーグルトにはまったせいで、ドライフルーツが減らずに困ってます。短すぎるぜ、おぬしのブーム。そして、発酵あんこマイブームがいつまで続くか楽しみにしてます。来年まで続いてたら褒めて。
ワッホイ、ワッホイ。