ピーマンってヘタ取らなくていいんじゃないか説

ピーマンのヘタ
フリー画像のようでいて自分で撮った写真です。ドヤァ

 突然ですが、ピーマンのヘタって取りますか?取りますよね。

 ナスだってヘタ取るし、しいたけのイシヅキも取る。リンゴの芯とかも取り除く。基本中の基本じゃないですか。「エビの尻尾を食べるか問題」ほどにも話題にのぼらない案件ですよ。ガサゴソしそうだもん。

 なんでだろう。取るのやめてみたんですよ。

 そしたら、何が起きたかというと……食べるときには、取ってなかったことを忘れてた。おいしく食べてた。よく溶け込んでた。一流芸能人のGACKT様でも見抜けないくらいにいなくなってた。

 ねぇ、ピーマンのヘタ、取らなくてヨクナイ?

 大変なことに気づいてしまいました。40年以上信じていた宗教が崩壊していく音が聞こえます。「私、ピーマンのヘタ取る教から卒業します」って包丁を舞台の真ん中に置いて去るアイドルの気分です。ゆきーどけー――まじかのー――――♪はい、では、ピーマンのヘタを取らずに食べてみた話をしまーす。

ピーマンを切る

 まず、ピーマンを縦に半分にします。

ピーマン
ピーマン
ピーマンをふたつに切ったところ
パカッ

 通常だったら、ここで種とかヘタとか取ると思います。「中身ないくせに、種を全部取るのは面倒なんだよ」とか言いながら。

 ええと、種の存在すら無視してですね。千切りにします。

千切りしたピーマン
そのまま千切り

 他の野菜も切り終えました。焼きそばにしますね。

焼きそばの具
種もそのままに、いきます

ヘタと種がついたまま、炒めちゃうもんねー

 そのまま、炒めます。ライターやってるとね、ここで種が爆発したらおもしろいなーとか思っちゃうわけですが、そう簡単にネタになるようなことって起きない。ほんと、何も起きない。普通においしそうな野菜炒めができます。

ピーマンと葱とニンジンと豚肉を炒めているところ
野菜と肉を炒めます

 焼きそば、できました。よくあることですが、具が多すぎました。

焼きそばになりました。
ピーマンのヘタ入り焼きそば―

ヘタを食べてみる

 ちゃんと意識してピーマンのヘタを食べてみましょう。気にして食べれば、絶対に分かるはずです。だって、あたし、グルメですから。で、焼きそばをほじくり返してピーマンのヘタを探すんですけど、なんか、もう、どれが元ヘタなのかよくわからないんですよ。

 多分、これかなーってのを引っ張り出しました。

炒めた、ピーマンのヘタ。
多分、ここがピーマンのヘタ

 いただきまーーーーす。

 パクッ。

 わかんなーーーーい!!!

 いや、本当に、本当に分からないんですよ。信じられないならやってください。あっしがわからないだけなら謝ります。でもね、言っておきますけど、ほんとに、あたくしチョコモナカジャンボを買うコンビニを気にするくらいにグルメですかね。いや、これは絶対、わからんって。

 ちなみに、種も散乱していますが、これも全く気になりません。ホントだよ。ホントに分からないんだって―。信じられないなら、やってみてー(2回目)。


 やっぱり気持ち悪いとか、賛否両論あるかと思います。筆者だって道場六三郎さんの料亭に勤めることになって、道場さんが「取って」っていうなら取るんですよ。でもねー、ここ、料亭じゃないよ、自宅だよ。ってなもんで、夫も一切気づいていないようなので、我が家はこのままヘタは取らずに生きていこうと思います。

 調理も楽だし、生ゴミが減ります。そうなの。生ゴミ処理機もいらないんだよーって思ったところで、これは、もしかして、自分の腹を処理機にしてるだけでは……。よからぬことに気づいてしまった。気づかぬふりして、今日は寝よう。

 ワッホイ、ワッホイ。