パスタは水につけておくといい【フリーランスのお昼ごはん】
高橋ホイコ、フリーランスです。もっかの悩みはお昼ご飯。調理するのがめんどうで、めんどうで、めんどうでしかたない。
朝ごはんを食べる。その瞬間から「お昼ご飯どうしよう?」と悩みがはじまるのです。お昼ご飯を食べ終えれば「夕ご飯どうしよう?」。気づけば、一日じゅうご飯のことばかり考えている。男の子が人生の3分の2はエロいこと考えてるというならば、女の子は人生の3分の2はご飯のことを考えているのよ。もうイヤだ。少しはご飯のことを考えない時間が欲しい。
買ってきました。
レトルト食品いっぱい。もう、これでお昼ご飯の悩みから解放されます。これをただ盲目に端から食べていけばいい。
さて、人間とはぜいたくなもので、ひとつ悩みが解消すると、次の悩みが浮かび上がってきます。
ゆっくり食べたい。
フリーランスなら食事の時間など自由なはず。なのに、勤め人時代の鉄の掟(おきて)が体に染みついているのです。お昼ご飯は1時間。12時~13時。1分たりとも遅れてはならぬ。
勤め人だったころのお昼ご飯を思い出すと、それはあわただしいもので。10分以内にお店を見つけ、30秒以内に注文、20分で食べて、10分で食後のコーヒー、13時ギリギリに自席に戻って、さっそうと仕事を開始。食事中の気分は早食い選手権。時計を片手に「熱っ」って文句を言いながら担々麺を流し込み、杏仁豆腐はまるで飲み物。さらに同僚の話にツッコミを入れて、会話も温めなければいけない、なんて高等テクニック!
フリーランスになったからには、理想の食事時間を確保したい。食事はアニメを見ながらゆっくり30分。その後30分間のお昼寝タイム。
はっ、パスタを茹でる時間がない。
レトルトソースを片手に、ふと我に返ってしまった。パスタってお湯を沸かして、さらに7分・・・10分はかかります。そんなことしてたら、理想のお昼寝タイムがどんどんなくなっていくーーー!!!
パスタを水につけておいたさ。
朝のうちにパスタを水につけて、冷蔵庫に入れておきました。こうすると早くゆであがるとネットに書いてあったのです。これでお昼寝時間が確保できるぞー!!
作戦は成功。冷蔵庫から出した鍋を火にかけて3分。水がお湯に変わり沸騰したころには、パスタは食べられる柔らかさになっていました。
ソースをかけて、粉チーズをかけて、ちょっとフォトショでいじくれば、洋食屋のミートソースになるのです。
Amazonプライムでシンカリオンを見ながらパスタを食べます。
モッチモチ。
手を抜いたはずなのに、麺はモッチモチ。ふつうに茹でたパスタよりおいしいじゃないですか。ミートソースのパスタはアルデンテになどしなくていいんです。モッチモチのふっわふわがいいんですよ。
自分の料理の腕前を自画自賛しながら(レトルトだけど)、食事タイムを終える。ふと、時計に視線がいく。
12時45分。
おおおおおおおおおい。これでは13時まで30分間のお昼寝タイムが確保できない!いつ、どこで失ったんだ、その15分!
そっと、アラームを13時15分にセットしたのでした。
ワッホイ、ワッホイ。