東京駅の地下道を全部歩いてみた(7)茅場町と日本橋はつながっているが、日本橋と大手町は60mくらいがつながっていない
高橋ホイコです。この話は「東京駅の地下道を全部歩いてみた(6)」の続きです。
これまで、何の話をしてきたかを簡単に説明しましょう。東京駅の地下道を歩きました。京葉線の東京駅の入口を入って、JRの東京駅、北側の大手町駅を回って、二重橋前駅、日比谷駅、有楽町駅、銀座駅、東銀座駅。これが全部地下道でつながっていたのです。全部歩けて良かったね♪って話で終わったのですが、その後、大手町駅と茅場町駅が繋がっているという情報が寄せられたのです。これ、つながってたら大スクープなわけですよ。さらに東京駅地下道が広がるのです。というわけで、確かめに行ってきた話です。
茅場町と大手町は繋がっているのか!?
東京メトロ東西線・日比谷線の茅場町駅と都営浅草線の日本橋駅、そして東京メトロ東西線・銀座線の日本橋駅は地下でつながっているそうです。問題はこの地下道が、東京駅の地下道とつながっているかということになります。
行く前にね、インターネットで調べたんですよ。日本橋駅と大手町駅が地下でつながってるか。Yahoo!知恵袋にも質問されていました。
ハッキリとYahoo!知恵袋で否定されていました。でもね、でもね、Yahoo!知恵袋の答えを信じちゃいけないって学校で習うじゃないですか。だから、信じなかったんです。だから、だから、そうだよ、知恵袋の回答も2013年の回答。過去の東京の情報なんて、役に立たない(多分)!
麹町から茅場町に向かう(電車で)
ちょっとこの日は、麹町に用事がありまして、麹町から茅場町に行くことになりました。Yahoo!乗換で調べれば、有楽町で乗り換えれば良いことがわかります。
”有楽町線有楽町駅から日比谷線日比谷駅に乗り換え”ればよいのです。おお、これは、「東京駅の地下道を全部歩いてみた(5)」で通りました。先ほど通ったところなのです。そのとき、先生があとでテストに出てくるから覚えておくように!と言っていた、あのルートです。もう一度通るなら迷うことはありません。楽勝です。
正直、この企画をする前は、私にとって東京駅の地下道は謎でした。看板通りに歩いていれば何とかなるけれど、なんとなく位置関係がわからない。だけど、もう1回全部歩いてきたのです。もう、迷うことはない。これだけ全部覚えていたら、迷うことはない。有楽町駅を出て、すぐ目の前にあるのは都営地下鉄の日比谷駅。東京メトロではない。そこに入ってはいけない。
なんでだろうね。
気が付いたら、都営三田線の日比谷駅の中にいた。
なんでだろう。無意識に改札にピッってやってて、改札通り過ぎて違和感を感じ。「やってもたああああああああああああああああ。」どれだけのショックを受けたか。わざわざトロロそば買って、食べ終わろうって時にトロロ入れ忘れてたことに気づいたあの感じ。
乗り間違えた場合、改札の駅員さんに言うと、この紙がもらえます。これから先の改札ではSuicaはピッとせず有人改札でこの紙を見せてを通ってくださいとのことでした。ああ、無念。
茅場町駅も工事中
そして、日比谷線の茅場町駅に到着しました。改札はあの紙を見せただけで通れました。
茅場町駅も絶賛工事中でした。東京メトロいったい何駅工事してるんだろう。
「茅場町、お前もか」というオリンピックに向けての工事案内。こちらも案内板がわかりやすくなります。ただし、こちらは平成33年(2021年)の3月完成。工事よりも前にオリンピック終わってないか…それ。
そして、ここが私が一番の困ったちゃん認定した改札です。駅名が書いてないし、工事のせいか他の駅にはあった路線の大きな表示もないのです。
↑東西線と↑日比谷線と見えるので、ああ、東西線と日比谷線なんだって思ったんだけど、何やら改札の奥に「絶対間違えるなよ」的に大量の注意書きが書いてあります。
「この改札口は日比谷線の乗換口ではありません。」・・・・日比谷線どこー(迷子部は混乱中)。案内板がわかりやすくなる平成33年を期待しています。
茅場町と日本橋の間の通路はイイゾ
茅場町改札から日本橋方面へと続くこの通路はまた大胆な工事中です。
配線むき出しにむき出しています。
それでも、間違って使っている物を撤去しないようにですかね。ちゃんと書いてあります。
この工事中は、なかなかの見ごたえです。
工事中区間が終わると少しきれいな通路になります。
そして、見えてくるのが「日本橋駅」。今まで歩いていて、ここまではっきりと駅の変わり目が書いてあったのは初めてです。「都営浅草線の日本橋だぜー!」と大胆に主張しあるわりには、3歩先には「東京メトロの日本橋駅もあるよ。」って看板が出てくるわけですが。
日本橋駅も工事中。
都営浅草線日本橋駅に到着しました。都営地下鉄は結構駅名大きく書いてあるんですよね。
「日本橋、お前もか。」日本橋駅も工事中でした。工期はさらに伸びて平成35年(2023年)まで。完全にオリンピックには間に合わないので諦めたのか、~オリンピック向けて~とも書いてないですね。
少し進めば東京メトロ東西線と銀座線の改札です。
検証・地下通路で大手町駅に行けるのか!
さて、構内図を見てみましょう。
ネット情報だと、呉服橋交差点でで大手町駅と日本橋駅は繋がっていないとありましたが、それは今でも繋がっていないようです(地図上青い東西線があるところ)。あとの望みは、どっかのビルがうまくどっかにつながって、どっかでうまくつながっていることだけです。そんなうっすらとした望みをかけて、呉服橋方面のA3,A7,A4出口、中央通り方面のB0,B2,B3出口を探索に行きます。「B2とか東京駅の反対方向じゃないか!」とか突っ込まれそうですが、B2出口が繋がるそこは高島屋。高島屋なら何とかしてくると、謎の結論に囚われたのです。
では、A4出口。一般人が入れそうにないビル直結で終了。
A3出口。そのまま外へ出るだけだった。
A7出口。何やらオシャレな商業ビルに出たけど、そのビル以外には繋がっておらず。
では、気を取り直してB0出口。こちらから八重洲地下街とか繋がっているかもしれないですしと思ったものの、損保ジャパン社員用の入口以外は、外に出るだけでした。
B3出口。日本橋丸善東急ビル。丸善なら何とかしてくれそうな気がする。と思ったものの、エレベーターがあるだけでした。
B2出口。残る望みは高島屋!高島屋も未来へ進みます。私は東京駅へ進みたいです。
ダメです。高島屋だけで完結しています。
泣く泣く外に出て歩いたら、100歩で大手町駅だった
もう仕方ないので、ネット上に大手町駅に一番近いと書いてあったA3出口を出ます。外は雨。ああ、恋しき地下道。私は地下を通りたかった。
この時の私の歩数計は19971歩。大手町駅に着くころには2万歩になってそうですね。
道沿いに歩くと、左手には三井住友銀行。正面に呉服橋交差点があります。そのまま、まっすぐ交差点を渡りましょう。
交差点の向こうに何やら地下鉄の看板が見えてくるではないですか。あの看板が日本橋駅だとすると路線表示が多すぎる。日本橋なら銀座線、東西線、都営浅草線の、オレンジと青と赤の丸だけのはず。しかし、あの駅にはなんかいっぱい路線があるではないですか。
大手町駅じゃないですか!
まさか、信号1つ渡っただけで次の駅があるなんて。ここで時計を見たら20071歩。やったー!2万超えたぜ。と思いましたが、日本橋駅から大手町駅まで100歩しか歩いてない。私は身長が低いので1歩が60㎝くらいだと仮定して駅間60m…。ボルトだったら走って5秒くらいの距離じゃないですか…。これ、三井住友銀行がちょっと頑張って、金庫ドーンってやればつながりそう。
というわけで、茅場町~日本橋駅探索の話はここまでです!
これで、話が終わりそうな東京地下道探検ですが、この後大手町駅から地下に入ったら、想像以上に八重洲側にも東京駅地下道ってあるんだなってことに気づきまして、八重洲側の地下道も探索することになります。
次回は、八重洲側の東京駅地下道の話で、まだまだ続くよー!!!
ワッホイ。ワッホイ。
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