初心者がコミケに行ってみたよ
高橋ホイコです。実はコミケ経験そんなにありません。
オタク業界に身を置いているように見えて、アニメとマンガにあまり興味がないのです。
しかし、なんとなく今年はコミケの空気を感じたくなり、勇気を出して行ってみました!
あれは25年前・・・
コミケ初心者と言っても初めて行くわけではないのです。
25年前、高校生のときです。幼なじみに「サムライトルーパーのやおい本出すから、お前も描け。」と言われて、よくわからないまま4ページくらい何かを描いた。で、コミケにも行きました。
当時の会場は晴海。倉庫のような建物がいくつか並んでいる場所だった記憶があります。建物の外にはコスプレイヤー。「春麗さん」が一人でポーズ取ってるんですよ。誰かがカメラ向けてるとかでもないし、立ち止まってもいないのに、必殺技のポーズ作ってる。それが、あまりにも美人でびっくりしました。こんな美人がこんなところで何やってんだと。
建物内で行われている同人誌販売を眺めて回ったのですが、何を売っているのかイマイチわからない。漫画を知らないので、元ネタもわからない。幼なじみが「とりあえず買ってみろ」というのでね、当時はまっていたセーラームーンのかわいい本を買ってみたのです。
私ね、エロ漫画好きじゃないというか、大嫌いなんですよ。開いたらセーラームーンが大変なことになってる本もあり。もう、買いたくない。
「ここは私の居場所ではない」と思いながら散歩を続けると、「X68k」の文字。うれしかった。わかる文字が書いてあった。ここなら私落ち着いて買い物できる!と、そこには、当時やってみたかった「C力検査」というゲームが売っているじゃないですか。当時インターネットないですからね。同人ゲームの入手方法なんて、高校生にはわからないんですよ。パソ通で流れていたのかもしれないけど、4800bpsですから、実行ファイルのDLなんてしたことなかったと思う。だから、すごい感動だったんです。
まあ、一緒に行った友人には、その感動はわかってもらえなかったですね。友人にはオタクにもわからないオタクと思われていたかもしれない。
さて、あのコミケ、今はどうなっているのでしょうか。
持ち物はどうしよう
コミケは怖いところだと聞きます。
とりあえず、事前の情報から、「水筒」「カロリーメイト」「トートバッグ」を持って行きました。
飲み物は、東京ビックサイト駅を降りたところでも100円で売っていたし、自販機も売り切れていなかったので、大丈夫なのかもしれません。けれども、持ち込んだ方が安心です。
カロリーメイトは持って行って正解。何か食べたいと思っても、すぐに栄養補給できる環境ではありません。しかも、慣れない環境に急にクラクラしたりします。
あと、小銭を作ることをすっかり忘れていまして、1万円札と1300円しか持っていなかった。というわけで、1300円しかお買い物せずに帰ってきました。なんとなく1万円札出すのに気が引けたのです。
本は1冊500円くらいのものが一番多かったように思います。お釣りがないようになってるほうが、気にせず買い物できるでしょう。実際、普通にお釣りくれるのかもしれないけど。
買った物を持ち歩く袋があると良いです。トマトマンのトートバッグです(宣伝)。
目標は「酩酊女子製作委員会」のブース
コミケには、1日目~3日目があって、それぞれジャンルが違うそうです。ジャンルはggrれば調べられるのですが「アニメ(サンライズ)」とか「FC(ジャンプ球技)」とか、何のこっちゃという表記がされています。
よくわからないので、知っている人がいる時に行く!
目標は「ニコニコ自転車部ジャージデザインで有名なアザミユウコ先生のブースにたどり着く!」ことにしました。
設営完了しましたー pic.twitter.com/YxqYhCoPXJ
— azami|白熱ビール教室 (@azami) 2016年8月14日
先生のブースは「西あー39a」。
さあ、この暗号を解くのだ。
何時に行くか?
調べたところ、初心者タイムは12時~15時と書いてあったので、その時間に行くことにしました。
りんかい線の大崎~東京ビックサイト間は、12時だと「ちょっと混んでる」くらいで問題なし。駅員さんは誘導に必死で叫んでいましたけど、誘導されるがままに歩いていれば問題ないです。
2016年8月14日。くもり。最高気温29度。湿度78%。
夏にしては涼しい1日。ビッグサイトなんてほぼ室内なので、たいして暑くないのでは?と思っていました。
暑いです。
建物に入った瞬間「もわっ」とします。外より「もわっ」とします。
人間が出す熱気に空調が追いついていない感じです。
本当に暑い。人が苦手な私、15時にはクラクラしてきました。
そして帰り。15時には帰宅ラッシュが始まっていました。
りんかい線に乗るのもかなりの混雑。牛歩戦術で駅に向かう状態です。誘導に従えば事故はないのですが、まあ進まない。進まない。
大崎行きのりんかい線にも数分の遅れが出始めていました。
しかし、新木場行きはすいている・・・。
乗った。新木場行き。
新木場で折り返す作戦の人も数名いましたが・・・。私は、新木場で有楽町線に乗り換えて、有楽町から帰りました。
時間はかかっても、混雑がないのはありがたい。
有楽町線は、有楽町、市ヶ谷、池袋など通りますので、こっちのルート使うのもいいですよ。
東京ビックサイトに入場するよ!
東京ビックサイト駅に到着して、少し歩くと、そこは東京ビックサイト♪
えーと、すごい人です。ごった返しております。
いきなりたくさんのコスプレイヤーが見えますが、「立ち止まらないでください」と言われます。歩く場所の選択の自由は、ほぼありません。流れソーメンのように、決められた通路を決められたように進むしかありません。
展示場のロビーまでたどり着くと、「西」か「東」かの選択をせまられます。とりあえず「西」を選択して流れに乗って歩いていたところ、「1階」か「2階」かの選択を迫られます。
暗号が「西あー39a」ですので、何階が正解か、わかりません。
吸い寄せられるように、2階を選択しました。
後で知りましたが、「西」の次が「a」などアルファベットだと2階、「あ」などひらがなだと1階だったようです。
2階に行ったら、そう25年前に感じた、「ここだけは何が売っているかわかる空間」がありました。
- MSX ザナドゥ日記
- PSP モジュール解析
- PC98用 花札(3.5FD)
- FMTowns復活計画
ブース出している人は25年前から変わってないのかもなーと感じさせる一体でした。PC98のゲームって・・・。
覗いていたら「ナウなレディにはコレ!」と薦められたので、とりあえず買ってみたLinuxUser。
それぞれが好きなこと書いてて、とてもよろしい本。
25年前と変わらず、ここだけは居心地がよい。そして、この業界に女性が増えたはずなのに、やっぱり「オ、オニャノコだ。」という視線を感じるあたりも変わっていなかった・・・。
西棟の1階に、どーやって行くんだ!?
西棟2階には酩酊女子のスペースはないようなので、1階に行こうしました。
これが、簡単に行けない。
人の流れが決められているようで、一回外に出てくださいなどと言われました。一回外に出ると、本当に外に出ないといけないの。あのロビーまで戻ることになるの。
この外が、すごい人混み!展示室の中を散策しているときは、そんなに混んでいないんだけど、違う展示場に移動しようとすると、必ず最初の入り口に戻ることになる。ここが人が多くて進まない。なのに、でっかいアヒルが歩いてきたりする。
展示室の行き来は、必要最低限にしないといけない。
もういちど、ロビーに戻り、「西」に行き、1階へ。
「あ」というのは、壁際のようで、壁際をずっと歩いた。
この間、いろんなサークルさんが売っていた物が何のかは、ほぼわからなかった。「何かの漫画」ってことしか、わからない。
アザミ先生いたああああああああああああ。
まとめ
時間帯について
- りんかい線の大崎~東京ビックサイト。
- 行きは12時なら座れない程度の混雑。苦痛はない。
- 12時だと、ちらほら完売になっている
- 帰りは15時には帰宅ラッシュが始まっている。(新木場行きはすいている。)
持っていった方がいいもの
- 水筒
- カロリーメイト
- 細かいお金
- チャージされたSuica
- トートバッグ(書った本を入れる袋)
無料でもらった本に「ネットで書くことがはばかられる情報を書いています。」とあって、すごく納得した。
エロ漫画にしても、ハッキング情報にしても、そうだよね。はばかるよね。
特にはばかる情報でもないけど、「ツナ軍艦」の本も書ってきて、楽しく読んでおります。
エロ漫画だけじゃないんだね。
途中で見かけたお相撲さんは、本物なのか。コスプレなのか。
ワッホイ。ワッホイ。