乗鞍ヒルクライムの応援に行ってきた!

2018年1月26日

トマトマン、乗鞍に行く。

高橋ホイコです。
旦那様との出会いは自転車でしたが、私は自動車と下り坂が怖くて自転車に乗れません。

自転車の世界には、「ヒルクライムレース」というジャンルがあります。
つまり、坂をのぼるレースです。箱根駅伝の初日の最後のアレ、小田原~芦ノ湖間だけをやっている感じですね。ドMですね。山の神様・柏原!

箱根駅伝やマラソンでは、沿道にたくさんの応援人が集まります。自転車レースでも、ツール・ド・フランスなどの世界的自転車レースではたくさんの方が応援と見物を楽しんでいます。海外では、選手の横を走ったり、選手に話しかけたり、仮装してたり、相当に自由な楽しみ方をしているようです。

しかし!!!日本のヒルクライムレースには、応援人が少ない!!!

なぜか。

「交通規制」

なんていうか「運営側が、危ないから関係ない人入ってくるな」くらいな勢いなもので、応援に行くにも、そもそもその場所に行くための知恵をしぼらなくてはいけません。

このお堅い国で、どうやって応援を楽しんだらいいのか。

乗鞍ヒルクライムに参加したいけど、家族の目が冷たい。家族も楽しんでくれれば、僕もレースに参加しやすいのに!
そんな方の参考になるかもしれない?応援を楽しみ方を一緒に考えましょう!

「乗鞍ヒルクライム」の概要

今回、わが家族が出場するレースです。乗鞍ヒルクライム(正式名称:全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)は、乗鞍観光センターから畳平までの、全長20.5km、平均勾配6.1%の山を自転車で上るレースです。参加者3000名超にもなる大会です。

乗鞍観光センターからスタートします。ゴールは畳平の少し手前です。畳平は車で行ける一番高い場所になります。ここは森林限界を超えているため、普通の山とはちがった風景が味わえます、とってもめずらしい鳥“ライチョウ”もいるらしいです。

スタートとゴールの間の道路は「乗鞍スカイライン」と呼ばれています。観光への配慮から通常時でもマイカーが規制されています。マイカーで行けるのは、乗鞍観光センターと畳平の間にある三本滝まで。畳平はバスかタクシーでしか行けません。

さて、応援ポイントを考えましょう。

できれば、畳平行きたいですよね。
せっかく行くなら、頂上行きたいですよね。
ライチョウを見たいですよね。

平湯温泉を経由するプラン

畳平まで行くバスは、2系統あります。
1つがレースが行われる乗鞍観光センターからのバス、もう一つが岐阜県の平湯温泉からのバス。

乗鞍高原側のバスは、レース当日の午前中、全部運休になってしまいます。平湯温泉からのバスは運休になりません。

新宿バスタ(22:55)→平湯温泉(3:25)

という直通バスが出ているんです。そして、畳平行きのバスもちょうどあります。

平湯温泉(3:30)→畳平(4:30)

ご来光バス
ご来光専用でしょうね。このバス。

ご来光
4時30分に畳平に到着。日の出は5時10分くらい。ご来光を楽しんで、その後畳平周辺のお花畑を散策。そして、この季節の畳平のレストハウスは朝早くから営業しているので、そこでぼーっとコーヒーでも飲んでいればいいじゃないというプランです。

家族のレースのスタートは8時6分。ゴール予想時刻は10時30分頃です。一番速い人たちは、7時スタートでゴール予想は8時頃となります。8時くらいから、だらだらと誰かがゴールしてくる感じになるでしょう。

ってか、写真は「のりくら高原観光案内所」から引用させていただいちゃってますけど、もう、このサイトの写真見てるだけで、ワクワクしてきちゃうのです。心が躍ります。もう、気分はご来光。応援が目的じゃなくなってきて、ご来光のついでに応援的なプラン。

ところが、このプラン、いくつか問題があります。

1.どうやって帰るんだ問題
畳平から乗鞍高原へ降りるバスは、13時以降が最初となります。

畳平(13:05)→乗鞍観光センター前(13:55)

家族が11時頃に降りていったとして、ええーと、結構待たせることになってしまいます。平湯行きのバスは出ていますが、一人平湯に戻るのも寂しい。
「午後に表彰式あるから、そんなに急いで帰れないよ。ベイベー」とか言ってくれればいいけどさー。多分、ない。

2.温泉に入れないじゃないか問題
平湯や乗鞍周辺の情報を調べていると、目に付くのが「源泉掛け流し」の文字。なかなかないんですよ!源泉掛け流し!
最近多い循環風呂方式の温泉。衛生を保つために塩素を入れています。場所にもよりますが、ひどいところは、ほんとにメッチャいれてます。ちょっとしか出ない温泉を循環して、循環して使います。そして、温泉の塩素は、水道水より規制が甘い。だから、家のお風呂より塩素臭がひどいことがあるのです。湯量が十分にある温泉なら、お湯をどんどん入れ替えられますから、塩素を入れなくても衛生が保てます。
乗鞍のあたり、こういういい温泉が期待できそうなので、どうしても温泉に入りたい。
3.雨だったらどうする問題
天候が悪い場合、平湯~乗鞍のご来光バスは出ません。そうなったとき、3時25分に平湯に、ポイッと降ろされて、何するんですかアアアアアアアアアアアアアア(TT)。
ここ数年、乗鞍ヒルクライムは天候に恵まれてないようで、畳平まで行かずにレース終了している状況らしいのです。
雨の中、畳平で待ってたのに、誰も来なかったらどうするんだアアアアアアアアアアア(TT)。
っていうか、台風来てるじゃないかアアアアアアアア。
レース前日の天気図
日本気象協会より。レース前日の天気図。明らかにご来光とか言っている場合じゃない。)

「応援バス」もあるよ!

ご来光はあきらめて、おとなしく、家族と一緒にスタート地点近くに宿泊することにしました。
公式運営から「応援バス」が出ているんですね。
応援バスチラシ

スキー場駐車場(6時)~大雪渓駐車場
大雪渓駐車場(12時30分)~スキー場駐車場

スキー場駐車場は、乗鞍観光センターから少し離れたところ。大雪渓駐車場が畳平手前のレースゴールとなる場所です。

素直に、これに乗ればいいのです!

申し込みは、大会前日、乗鞍観光センターにて行います。
さあ、申し込むぞ。

応援バス終了しました。
あ。

申し込み開始直後、すぐに満員になったとのことです。

案内の人に「何か、他に応援に行くプランありますか?」と聞いてみましたが、「ありません。」と一刀両断・・・。

とほほほほ。

バスがないなら、歩けばいいじゃない

乗鞍スカイライン沿いに、どうやら遊歩道というか、山道があるようです。乗鞍観光センターから、休暇村まで1時間くらい。雨でさえなければ、行けそうな気がしてきました。
トレッキング地図
乗鞍高原サイトより)

八丈島近辺で発生し、ほかの台風が北へ向かう中、一人沖縄に向かった、前代未聞な進路をたどる台風10号。
その影響を心配しての朝。
雲が立ちこめてはいますが、雨は降っていない。
層雲かな
こいつが雨を降らせる乱層雲でないことを祈りつつ、レースの準備にいそしむ家族たちをおいて、先に私は旅立ちましょう。

早朝5時52分、宿を出発しました。
レースのスタート地点についたのが6時15分。既にたくさんのレース参加者がいました。ちょっと遅延があった品川駅程度に人がいっぱい・・・。

まだ、スタート地点の先の道路も試走の人もいる段階なので、気にせず入っていきます。しばらく道路を歩くと、「善五郎の滝」入り口がありました(6時27分)。
善五郎の滝入口

山道
山道に突入です。至る所に「熊注意!」と書いてあるので、正直ビビります。熊除けに叩くパイプが、何カ所もぶら下がっているのですが、

「熊除けに必ず鳴らしてください。ただし、鳴らしすぎると熊が興奮します。」

とか書いてある。わからない。その、いい塩梅わからない。どんな音量で、どんだけ叩いたらいいのか、良くわからない。

善五郎の滝、到着!(6時44分)
善五郎の滝周辺

善五郎の滝
思ったより、偉大な滝でした。滝のしぶきを浴びながら写真を撮りまくる。昔、イワナを釣っていた善五郎さんが、イワナに引っ張られ、滝壺に落ちたそうな。その善五郎さんが村に帰って伝えたのがこの滝。らしい。

早朝のこの時間、人に会うことがない。そのせいか、小鳥がいっぱいいるのです。鳥の鳴き声に気づき、上を見上げると、ここにも、あそこにも、小鳥が!しかし、動きは素早く、写真は撮れない。
鳥がいた木

休暇村の裏近くに出ました(7時4分)。遠くに謎の置物が置いてある。誰だろう・・・こんなところに、いらない人形を捨てたのは。と、思っていたのです。
モシカモシテ?

しばらく歩いて、また人形を見ると・・・。
カモシカ!

こっちを見ている・・・。さっき、向こうで見たとき、確かに目が合っていた。そして、今も、目が合っている・・・。

ぴえええええええええええええ。呪いの剥製(゚Д゚)!!!!!

生きてました。
生きているニホンカモシカでした。
ちなみに乗鞍観光センターの隣に自然保護センターがありまして、そこでこの生き物が何かを教えてくれました。
ニホンカモシカです。

休暇村に到着しました(7時41分)。休暇村は(一財)休暇村協会が運営する宿泊施設だそうで、トイレをお借りすることもできます。日帰り温泉もあるようです。乗鞍スカイライン沿いにある宿なので、宿泊者も応援に参加してました。
レースがあるのを知らずに来ちゃって、交通規制で何もできなくなってる老夫婦もいらっしゃいましたが・・・。

レースはすっかり始まっています。チャンピョンクラスが一番最初の7時スタートで、7時5分くらいには通過するそうです。
「チャンピョンは車より速いよ。下からここまで、車でとばして3分だからな。チャンピョンは5分で来ちまうよ。」
と、おっさんが小学生相手に謎の説明をしていました。

チャリダーの誰かが出場していまして、カメラが私のほうを向きながら通り過ぎて行ったので、もしかしたら、私もチラ映りしているかもしれません。

8時16分頃、無事、家族を見届けましたので、また、歩いて帰ります。

帰る時間になると、山に人が増えてきます。
小学生が「アイスクリーム一丁!」とか叫びながら歩いていたので、もう熊が出てくることないと思う。

ねじねじの木。
ねじねじの木

森の向こうに乗鞍。水面に逆さ乗鞍が見えるはずの池。
逆さ乗鞍スポット

今度は時間に余裕があるので、心いくまで善五郎の滝の写真を撮ります。パラメータをいろいろ変えて大量に撮ったけど、どの写真がベストなのか、結局よくわからない。
シャッタースピードを早くすると、水しぶきが球状の写真が撮れます。
シャッタースピードを速く

シャッタースピードを遅くすると、白い糸のような滝の写真が撮れます。だからどうした。
シャッタースピードを遅くした

たぶん、美しい高積雲。雲マニアになると決めて2週間経過した程度の知識。
高積雲(たぶん)

展望台からの善五郎の滝。滝の向こうには乗鞍が見える(晴れていれば)。
滝と乗鞍が同時に見えるのはここだけ!(たまたま通りかかったトレッキングツアーのガイドのおっさん談)
奥に乗鞍が見える想定

60年に一度しか枯れないススキ。(またまた通りかかったトレッキングツアーのガイドのおっさん談)
60年に一度しか枯れないススキ

こうして10時30分頃、乗鞍観光センターへと戻ってまいりました。
結局、家族と合流したのは11時30分過ぎでした。

応援は楽しめたか

応援というより、トレッキング楽しんでた感じですが。そりゃあ、山道はすこぶる楽しく「なんで、みんな、舗装路走ってんの?」くらいの気分でした。今度は、今度は三本滝を見て、畳平へ。そして、山頂に行きたい。「ライチョウなう」したい!!

家族さんは、ここ数ヶ月で一番イキイキとした表情をしてたので、やっぱり自転車やってもらわんとダメだなーと感じたのであります。

応援自体を堪能する方法は、まだまだ、追求が必要なようです。
黄色い花
でもね、とりあえず、乗鞍は涼しくていいよ!
ワッホイ。ワッホイ。