温度計すげー。コンビニのサラダチキンっぽいやつできたー

 『食べたくなったら土鍋るだけサラダチキン!』でレシピをご紹介しました。「味付けして冷凍しておいて、土鍋で湯煎調理するだけ」という、個人的に画期的なレシピです。しかし、いくつか課題が残りました。

・加熱時間が安定しない
・ジップロックがビヨンビヨンになる

 この課題が、「アイラップを買う」「温度計を買う」の方法で、解決したんです。サラダチキンが、さらにおいしくなったんだぜー。あらためて、レシピを紹介します。

課題をやっつけたバージョンのレシピ紹介

サラダチキンPERT図レシピ
土鍋るだけサラダチキン レシピ概要

鶏むね肉を加工する

 まずは、鶏むね肉を買ってきます。なるべく、厚さが均一になるように開きましょう。

鶏肉を開く
鶏肉を開く 薄い方が、火を通すのが楽です

 フォークでプスプスします。

鶏肉をフォークでプスプスするところ
鶏肉をフォークでプスプス

食品保存袋に入れる

 ここから、調味液と鶏肉を食品保存袋に入れて冷凍します。オススメの食品保存袋は“アイラップ”。ほかにも湯煎可能な保存袋というのは、何種類か売られているようです。こちらを使います。

アイラップのパッケージ
湯煎ができるアイラップ
アイラップの中身
ジッパータイプを選びました

 Amazonへのアフィリンクを張っておきますが、たまに値段がひどいことになっているのでご注意ください。わたしはヨドバシで買いました。ジッパータイプはAmazonにはなく、ヨドバシにあります(執筆時点)。

 調味液は、『食べたくなったら土鍋るだけサラダチキン!夕飯づくりを楽したいときに』で考察しておりますが、現段階での個人的ベストを書いておきます。

(鶏むね肉300グラム)に対して……
・酒:50ml
・砂糖:大さじ1/2
・塩:小さじ1
・生姜のしぼり汁:小さじ1
・レモン果汁:小さじ2
・おろしにんにく:少々
・こしょう:少々
・片栗粉:大さじ1

保存袋に調味液とむね肉が入っているところ
保存袋に入れた鶏むね肉

 調味液と鶏むね肉を保存袋に入れたら、そのまま冷凍しちゃってください。

土鍋で加熱します

 サラダチキンが食べたくなる1時間前に加熱を開始します。土鍋にを入れて、冷凍した保存袋をそのままどぼーんっといれます。めっちゃとろ火で加熱します。

凍ったまま土鍋に入れたサラダチキン
凍ったまま土鍋に入れて湯煎します

 テレレレッテレー。ここで登場するのが「温度計」です。これ、アラーム付きで、指定した温度になると、ピピピピと鳴ります。お値段、およそ1600円。

Amazonで買った温度計
Amazonで買った温度計

 壊れやすいというレビューもあるので、ご購入の判断は慎重に。業者からは「不良品あったら、交換するんで言ってくださいね!」とわざわざメールが来る丁寧さ。逆に、不良品多いのかな……とも推察されます。わたしはいまのところ、問題なく使えています。

 加熱を始めて10分もすると、お肉にセンサーがさせるようになります。お肉の、なるべく分厚いところにセンサーを刺したら、「75度」にセットします。

温度計アラームをセットしたところ
温度計アラームをセットして、放置します

 鶏肉は、温度が高すぎるとパサパサになります。熱湯にぶっこむと、内側まで火が通る頃には、外側がパサパサになってしまうんです。ですので、水からゆっくりと温度を上昇させています。そして、食品衛生的に安心なのは内部温度が75度。このレシピにはそういう意味があります。

 1時間10分後、アラームがピピピピピと鳴りました。サラダチキンの完成です。念のため、数カ所温度を測り、75度近くになっていることを確認します。

温度計が75度を示している様子
75度でアラームが鳴った!
茹で上がったサラダチキン
できてるできてるー
水濡れしたきいろい付箋
ゆで汁が黄色いのは、これを間違って入れちゃったせいです
鶏肉の温度を測っているところ
だいたい、75度近くまできてますね
サラダチキンの断面
ちゃんと、火は通ってます

コンビニのサラダチキンっぽい味になる!

サラダチキン
完成したサラダチキン

 完成したサラダチキンは、ちょっとパサパサみがあるかなという印象はありますが、「これ以上攻めるの、ヨクナイ」とも感じます。コンビニのサラダチキンもこのくらいだと、家族が申しておりました。気付いたらパクパク食べちゃってました。温度計、サイコー。


 このあと、実験を繰り返し、最適な加熱時間を計算できる“サラダチキン公式”を作ろうと思っていましたが、温度計1600円だし、もう、みんな、買えば?という気分になってしまいました。便利です。この温度計があれば、ハンバーグもおいしくでっきるかなー。

 ワッホイ、ワッホイ。