肩こり予防しつつお部屋もきれいに!“ポモドーロ掃除”のススメ

25分働き、5分掃除する ポモドーロ掃除のススメを漫画で説明
ポモドーロ掃除のススメ

 ポモドーロテクニックってご存じでしょうか?「25分集中、5分休憩」というサイクルを繰り返すと、効率的に仕事ができるというものです。時間術をあつかうビジネス本によく書いてあります。

 しかしながら、問題となるのは「5分休憩」で何をするか、です。パソコン疲れを癒やす時間に、スマホを見ていたのでは元も子もありません。とはいえ、ほかにやることもないわけです。megayaさんなんて、ドラクエしてましたからね

 わたしがオススメするのは掃除です。いやー、ふだん、マジで掃除しないんですよ。足の裏におせんべいのカケラがついてきたりする。心機一転、ポモドーロ休憩中に掃除機をかけてみたら、とても幸せな気分になりました。今日は、この体験をお話ししましょう。

私が実践した“ポモドーロ掃除”とは

 わたしの仕事はライターです。在宅勤務をしています。原稿をつくったり、画像をつくったり、ほぼパソコンを操作してばかりの仕事です。気がつけば、長時間同じ姿勢。一息入れようと伸びをすると背中から首がバキバキバキバキ!そんなわけで、肩こりもひどいものになってます。首が水筒みたいに固い……。

 そこで、ポモドーロ・テクニックを取り入れました。普通にタイマーを使えばいいのでしょうが、それではなんとなく続かなくて、Toggleを使う方法に落ち着きました。私はふだん、このツールを使って、どの仕事にどれだけ時間がかかったのかを記録しています。ポモドーロテクニックに対応しているので、オプションで設定すると、仕事を始めてから25分でアラートが鳴るようになります。

 アラートが鳴ったら、どんなに仕事がのっていても、お掃除を開始します。25分ってけっこう短くて、もう休んでいいのか不安になりますが、休みます。休憩に入る前に、Siriさんに「5分たったら教えて」と伝えタイマーセット。そこから掃除機をかけ始めます。もちろん5分で掃除は終わりません。アラームが鳴ったら、掃除機はそのままほっぽり投げて、仕事に戻ります。これを繰り返します。5回目の休憩くらいで掃除機がけは終わります。

原稿を書く時間は変わらないが、掃除ができた

 ポモドーロ・テクニックは、生産性をあげるライフハックです。さて、仕事の効率はよくなったのでしょうか。正直言いますと、原稿を書くスピードは変わりませんでした。けれども、休憩した分おそくなったということもないので、休むことをおそれる必要もないでしょう。

 本業にはたいした変化はありませんが、なにより掃除ができた喜びが絶大です。ほんとうに、ふだん、掃除しないんですから。見て見ぬふりしてきたホコリたちが、ほんとうに見えなくなる。これって、人生に大事なことですね。ああ、ホコリたちよ、集え、掃除機のなかに。

夕方になっても疲れてない

 原稿を書くスピードは変わりませんでしたが、夕方の疲れ具合が違いました。ぼぉおおおおっとしてこないんです。一日で、HPマイナス58くらい食らってたダメージが、8ですむイメージです。肩こり解消にはなりませんが、予防効果はあると思います(個人の感想です)。

 在宅勤務なら、休憩時間になんでもできるのが魅力です。掃除に飽きたら、5分筋トレとか、5分ストレッチとか、違うことをしてもいいと思います。ちなみに、今、気に入っているのがフォームローラー。ジムで使い方を習って使っていますが、ちゃんと使えばバッキバキになった筋膜がやわらかくなるかんじですー(個人の感想です)。

 


 5分じゃ何もできない……と思ってしまいがちですが、5分を数回使えば、意外といろんなことができます。ビジネス書なら「Time is money:5分の休みでも何かを生み出せ」みたいなこと言い出しちゃうのかもしれません。でもね、休憩時間まで効率化は考えなくていいと思うんです。掃除しろとか言っておいてなんですけど。そもそも、首が水筒レベルに固くなってるわたしは、抜くのが苦手なんです。肩こり予防という言葉につられて、この記事を読みに来てくれた人も、きっとそうなんじゃないかと思います。うん。ゆるっといこう。5分寝てもいいと思う。

 ワッホイ、ワッホイ。