札幌地下道をほぼ全部歩いてみた(4)500m美術館ってなに?

500m美術館の看板
500m美術館ってなんだー!?

 札幌地下道を歩いてみた企画。4回目の本日は、大通駅とバスセンター前駅をつなぐ地下道です。大通駅から東に進むと、テレビ塔まで地下道がつながっています。そこで終わりかな?なんて思っていると、まだまだ先があります。それが500m美術館なんです!

今日行くところを確認しよう

札幌地下道の地図
バスセンター前駅方向に伸びる地下道を探索します

 JR札幌駅からは南北方向に2本の地下鉄が走っています。西にあるのが南北線、東が東豊線。南北線沿いに札幌駅前通地下鉄歩道空間があります。南北線の大通から東にオーロラタウンを行くと、その終点がテレビ塔です。

 オーロラタウンと並行する地下道も、テレビ塔のあたりまで来ると、終点な雰囲気が漂ってきます。

地下道の地図
地図を見てみよう 出口26あたりで終わっているように見える

 地下道の最後っぽい場所は、こんな感じ。

下り階段
く、下り階段?

 くだり?地下道の終わりだというのに、下り階段しかありません。どういうこと?

 そう、この先にまだまだ広大な地下道があるのです。

地下道の終わりには、さらに地下道がある

 地下道の終わりのほんの少し手前に気になる看板がありました。500m美術館です。

500m美術館の看板
下に行くと500m美術館らしい

 気になるので、降りてみました。

美術館なんてない
階段を降りてみた

 改札があるだけやないかーい。東豊線の大通駅の改札でした。美術館どこー!?

東豊線大通駅地下道
普通の地下鉄の地下道…

 美術館の気配もないし、看板もありません。仕方ないので、東にどんどん歩きます。

500m美術館の入口
あ、あった、500m美術館

 ありました。

ほこりっぽい現代アートがならんでた

石けんのアート
詩と石けんが展示されたアート

 凡人には理解が難しいレベルの現代アートが並べられていました。その現代アートも、展示されてからだいぶ放置されたのか、わたほこりがポヤポヤしてまして、このほこりも含めてアートなのか、そうでないのか……悩ましい状態でした。

 札幌市交通局著『札幌市交通事業小史』によると、2010年に始まった駅の個性化事業の一環で作られたものだそう。2010年11月のみ期間限定で作品展示する予定が、好評なので常設することに。そして現在に至っているそうです。おそらく、わたぼこりのポヤポヤは作者の意図ではないでしょう。

健康増進事業もやっている

 「毎日続けて筋力アップ」など、筋肉は裏切らない的表示にあふれていました。こちらは札幌市保健所と連携した健康促進の取り組み。階段とかにもカロリーが書いてあります。

 はっきりいって、ここの地下道は寒くて、暗くて、長くて、人がいません。健康促進のために歩け、使ってくれ、ということなのでしょうか。

案内表示。行き先までのメートル表示がある
長い地下道でござった

 時間がないので、地下道の終わりまで行かずに引き返してきました。ブログのタイトル「ほぼ全部歩いてみた」の“ほぼ ” はこの部分でござる。後々地元の人に聞きましたが、この地下道はまっすぐ行って終わりらしいです。


 さて、残るはJR札幌駅北側の地下道を残すのみとなりました。って、あれ?札幌の地下道には小鳥がいるって聞いたんだけど!どこにいたの!??!?小鳥さんに会いたい!!どうしても小鳥さんに会いたいので、翌日ggrって小鳥を見つけに行きました。先日、札幌出身者に「小鳥いるよね?」って聞いたら、知らないって言われました。いますよ。いますよ。大量に小鳥、いましたよ!

 ワッホイ、ワッホイ。