ソニーのワイヤレスイヤホン(WF-SP700N)はウォークマンの代わりになる?試してみた【ピンクガジェット部】
ピンク色のガジェットばかりを買っているホイコさんがレビューする【ピンクガジェット部】。今回はソニーのワイヤレスイヤホンWFSP700Nをレビューします。
音質に関しては、人によって感想が大きく変わってしまうので、それ以外の部分、特に機能面を中心にレビューしていきます。
ソニーのワイヤレスイヤホン「WF-SP700N」
およそ5センチ四方のケースにイヤホンを収納できます。イヤホンの色はかわいいー!と思ったのですが、ケースの色があずき色…なんか、かわいくない…おばあちゃんっぽい…。おばあちゃんの薬入れっぽい。と、少々不満でございます。
なによりも気になるのが、後付けで張ったであろう、ニコちゃんマークの口みたいな矢印のシールです。写真ではわかりにくいですが、微妙に色が違い、後から張った感がムンムンです。
ケースを開けてみるとわかります。クッキー缶を開けるようにはふたを開けないでくれ。スライドさせてくれ。という意味なんですね。っていうか、デザインの敗北じゃないですか。
デザイナー「そんなデザイン、有り得ないっす!!!あんたは何もわかってない」
品質管理「(壊されたら元も子もないでしょうよ)だって、これ間違える人、絶対いますよ!」
デザイナー「じゃあ、ここに、ギザギザをいれて…」
生産「コストがあああ。コストがあああああ。」
品質管理「わかったわかった。剥がせるようなシール張りましょうよ」
デザイナー「(ああ、みんな、美的意識が低すぎ)ああ、はい↓」
ふたのシール一つで、妄想が広がってしまいました。
「開け方を理解したら、シールははがして使ってね♪」というデザイナーさんの声が聞こえてきたので、はがして使っています。これ、なにも気にしないでシール張ったまま使っている人を見かけると、デザイナーさんは「うおおおお、はがしてえええええ」って頭、かきむしるんだろうな。
ケース自体をmicro USBで充電するようになっていて、ケースにイヤホンをしまうと充電されます。この仕組みはいいですね。ケースがあることで、イヤーピースがなくなるという事故もおきません。
耳が小さい人のためにお伝えしておくと、イヤーピースはXSが付属していたので追加購入しなくても大丈夫でしたが、アークサポーターは小さいサイズを選んでも私の耳には大きすぎました。10分くらいで痛くなります。ですので、外して使っています。イヤホン付けて運動するわけではないので、なくても大丈夫です。
ワイヤレスイヤホンは、ウォークマンの代わりになるのか?
そのガジェットを気に入るかどうかは、その人の使い方に合うかどうか、が大事になってくるでしょう。なので、まずは、私がイヤホンに何を求めていたかを、さっくり説明したいと思います。
イヤホンを買う前は、ウォークマン(NW-A866)を使っていました。機械の動作も問題ないし、操作感も気に入っているし、音も気に入っていました。が、なんせ、古い。2011年のモデルです。機械は動くのですが、ファイル転送に使ってたXアプリというソニー製のソフトが終了してしまいました。ソニーはね、製品は好きだが、アプリには言いたいことはある!っていう人はいっぱいいると思います。それです。
moraWinで音楽データを買って、Xアプリに入れて、ウォークマンに転送してという使い方をしていたんですね。ところが、これができなくなりました。MusicCenterに乗り換えろと出てくるのですが、実際に乗り換えたらプレイリストがうまく作れず、サポートに聞いたら「このウォークマンは古すぎて、MusicCenterは使えません」だそうなんです。
あああああああ!買い換えてやる。
これが動機です。あと、どうせ変えるならpodcastの更新をパソコン使わずにできるようになったらいいな、という思いがありました。「いま使っているウォークマンにいろんなアプリが使える機能がつく」がわたしの理想です。
GoogleMusicに乗り換えてみた
スマートフォン側には、いくつか音楽アプリを導入しました。いままでウォークマンで聴いていた曲は「GoogleMusic」に移行、podcast用に「PodcastAddict」、あと「NicoBox」をインストールしました。「NicoBox」はニコニコ動画の音楽がオフラインでも聞けるアプリです。
Bluetoothで接続して、スマートフォンで再生して音楽を聴きます。わたしがウォークマンを使っていた理由にノイズキャンセリング機能があり、それを求めてのソニーのワイヤレスイヤホンという選択だったのですが、この点は満足いくものでした。
メリットはいろいろなアプリが使えるようになったこと。いちいちパソコンで操作しなくていいのはうれしいです。
ウォークマンに比べて不便になってしまったことは、
- 音楽再生中に、LINEとかの通知が鳴ってしまう
- 語学学習モードがない
- イヤホンがつながっていると思い込んでたら、スマホから再生されてて、電車内にセブ山さんの笑い声が響き渡ってしまった
があげられます。
ウォークマンには「語学学習モード」がありました。同じところを繰り返したり、ゆっくり再生したりできます。語学で使ってたわけじゃないですが、使ってたんですよ。アプリを探せば何かあるのかもしれませんが、この機能がなくなったのがちょっとつらい。
さらに、Bluetoothなので、スマホとの接続が安定しないという問題があります。オモコロの最高ラジオを聞いてたんですよ。たしか「コールセンターの女性になんとかして卑猥なことを言わせようとするおじさんの話」みたいな、しょーもない話をしていました。これが、電車内で流れてしまった。もう、やばい。あたし、こんな美しい女子が、なにを聞いているんだって話ですよ。それこそ、ファンの期待を裏切る。。。わたしがもしAKBのアイドルだったら文春に垂れ込まれる。ああああああ。Bluetoothの怖さです。
世の中、聞き放題サービスの流れですし…
いろいろ不便なところはあるのですが、古いウォークマンのほうが便利なところはあったのですが、周辺状況が変わってきてしまっているので、仕方ないかなという思いがします。しかし、本体よりもアプリが先に使えなくなるというのは納得しづらいですね。
機能をスマホに統合することで、ガジェットの荷物が減るかなと思ったのですが、よく考えたら、ウォークマンよりもワイヤレスイヤホンのケースのほうが大きく、荷物はまったく減っていませんでした。こうやってガジェッターの荷物はどんどん増えていくんだね。
ワッホイ、ワッホイ。