麦茶が速く冷えるぞー!濡れたキッチンペーパーを貼っておくだけで、あら不思議
ある日、実家の冷蔵庫を開けたら、麦茶ポットに濡れたキッチンペーパーが巻かれていました。
な、なんだ?!?
なにが起きたのかと家族に問うたら、「速く冷える。」というのです。本当なのか実験してみました。
家族が語る“速く冷える”原理
ポイントは気化熱です。
濡れたキッチンペーパーを巻いておくと、冷蔵庫の中でキッチンペーパーの水分が蒸発します。
蒸発するときに熱を奪う。ゆえに速く冷える、そうです。冷蔵庫の中は乾燥しているから蒸発しやすいんだそうな。マジか。
実際に温度を測ってみました。
キンキンに冷えた麦茶はだいたい10℃
すでに冷蔵庫にできていた美味しい麦茶の温度を測定しました。10.1℃でした。
この麦茶になるまで、どのくらい時間がかかるか測定してみましょう。
キッチンペーパーがない場合。意外と時間かかってるー
普通に麦茶を作ってみました。お昼ご飯用に9時15分から作り始めます。
冷やす前の温度は27.5℃でした。
2時間20分後、麦茶の温度は18.3℃。キンキンに冷えてる感じはないですが、まあ飲んでもOKな温度でした。ということで、お昼ご飯の時間になってしまったので飲んじゃいました。
毎日、完璧に冷えた麦茶を飲んでたわけじゃないんだなー。
キッチンペーパーを装着。ほんとうに速く冷える
翌日、キッチンペーパーありの場合を測定しました。今日もお昼ご飯に飲むように9時30分から作り始めます。
冷蔵庫に入れる前は27.6℃でした。今日こそキンキンな麦茶を飲む。
2時間10分後、15.8℃になりました!
速く冷えてますね。本当は10℃まで冷えた麦茶を飲みたいところですが、また今日もお昼ご飯の時間になったので、飲んじゃいます。うまい。
キッチンペーパーは、測定開始から1時間くらいで乾き始めていました。2時間後にはパリッパリですね。本当に蒸発してんだなー。
結論:キッチンペーパーを使うと麦茶は速く冷える
結論が出ました。
- 麦茶は、濡れたキッチンペーパーを巻いて冷やすと速く冷える。
家族の話は本当でしたー!
今まで飲んでたのは、キンキンに冷えた麦茶ではなかった
たしかにキッチンペーパーを使うと速く冷えましたが、どちらにしろお昼ご飯の時間までにキンキンに冷えることはありませんでした。いつも飲んでいる麦茶はキンキンだと勝手に思い込んでいたので、余計なことに気づいてしまった気分です。
別にキンキンに冷えてなくても、おいしいよね。
この実験の根幹をくつがえす感想が頭をよぎった…ところで本日はさようなら。
ワッホイ、ワッホイ。