オヂさん向けドリンク剤を女子が飲むとどうなるか
高橋ホイコです。膀胱炎治りました。
膀胱炎で体調を崩していた頃、前職の上司(美人)と連絡を取る機会がありまして、それは、それは、すこぶる心配をしてくれました。
私が気に入ってるドリンク剤を、Aさん(美人)に勧めたら、職場に箱買いしてくれました。←でも、Aさんの調べによると、効果的にはオヂさんのパワーアップらしく、自虐的な笑いの中で愛用しています。
私は飲用すると、その後2時間は元気に働けます。
これが女性管理職の実態というか、1億総活躍というか、ドリンク剤まで男女共同参画社会。
つまり、私にも効果があるのだろうか・・・。
そもそも、オヂさんをパワーアップさせる飲料が女性に効果あるものなのか。
すこぶる気になったので、自分の体で実験してみました。
とりあえず、購入
メールをいただいて早々、Amazonでポチりました。
体調が悪いのに、予定が混んでいる状態だったので、何とかなるなら、ありがたいという思いで。
相変わらず、無駄に大きい箱です。
黒いボデーに輝く金の文字。後付けの「元気復活!」
とても、あやしい・・・。
よく考えたら、この手の商品は私は苦手でして。
15年くらい前、後輩が「ボインボイン」とかいうアヤシイ、ボインになる薬を「誕生日プレゼントですー。」と持ってきたんです。
捨てたもんね。飲まずにひっそり捨てたもんね。
「再春館薬品って、大手が出してる薬だったしー♪」とか後輩言ってたけどね、有名なのは再春館製薬だから。
アヤシイ薬でも手を出したのは、大阪の人からもらった「オモシロクナール」くらい。吉本で売ってるらしい。
というほどに、薬品に警戒心は強いのですが、パッケージに「産前産後の栄養補給」なんて書いてあるくらいなので、多分、大丈夫かなと思い、実験決行することにしました!
パワーが欲しいとき、それはホルンだ
あ、私、ホルン吹けるんです。趣味ですけど。
今回の実験で使うドリンク剤の名前は「ヒルトン・ハイ」。
なんて、ハイトーン(高い音)が、良く出そうな商品名なんでしょう。
憧れのハイトーン。心の奥では憧れつつも、「ハイトーン出るだけが、ホルンじゃないし。」と強がって、出来ない自分を偽りの優しさで慰めていた。
本当は、誰よりも、誰よりも、ハイトーンを出したい。
でも、今の私は違う。誰よりも簡単にハイトーンを出すことができる。そう、今、私の手元にあるのはドリンク剤。
そうさ。この「ヒルトン・ハイ」さえあれば、ハイトーン出るぜって優越感から、あたしを見下ろしてきた、あの(主に)男ども全員が、ははーぁ。ってあたしにひれ伏すようになるんだ。
高音女王への近道。ヒルトン・ハイ。
ということでですね。私、ハイトーン苦手なんです。ところが、先々月くらいにコツを見つけた気がして、ちょっと自信でてきてるのです。
このタイミングで、ヒルトン・ハイでさらなる飛躍があれば、かなり周囲を驚かせることができるでしょう。
今日は、ヒルトン・ハイで、ハイトーンがどう変わるか実験します。
<本日の課題曲>
マーラー 交響曲第2番「復活」 これの57:06あたり。
ホルンの人たち舞台裏なので、ほぼ聞こえませんが、とても難しいことをやっています。
譜面で言うと、こんな感じ。一番右の5線を上に突き抜けてる白いヤツが高いド。めっちゃ高い。
この高いドを10拍分のばし続けなくてはいけません。
ホルンを吹かない人にとっては、これがどのくらいの難易度かわかりにくいと思いますが、棒高跳びで言ったら5m40cm、跳び箱なら12段、乗鞍ヒルクライムなら1時間13分くらいです。
スポーツではドーピングは禁止ですが、オーケストラは特に禁止事項はなく、たまに本番前にビールドーピングしている人がいます。なので、ドーピングで成功できるなら、本番でも使用可能です。
達成できるか!10拍ハイトーン
では、ヒルトンハイ飲用前です。
メトロノームがカチカチいってまして、この1カチが1拍です。
10カチできれば成功です。
いや、がんばったほうだって。私。
残り2カチです。あと、2カチさえあれば、譜面どおり。
課金して2カチGetできるなら、払っちゃうくらいです。
では、ヒルトン・ハイは課金アイテムとなるのか。
飲んでみましょう。
中身をもう一度確認。
飲んだ。
飲みにくい味はしませんでした。一気に1本飲み切れました。
この味嫌いっ。とかなって、飲めないかと心配だったので、一安心。
さて、その後、何が起きたか説明しましょう。
飲んで、10分後の話です。
心臓がドキドキしてきました。
恋の予感!?っていうんじゃなくて、普通に息苦しい。
顔はほてり、全身が熱くなり、ぼーっとしてきます。
血液ががっつり循環して、疲労物質が全身に行き渡る感覚です。
つまり、
飲んだだけで、疲れた(←ドリンク剤、飲み慣れていない人
この時点で、すでに帰りたい。
とにかく、やたらに熱くて、ぼーっとする。
上司、ここから2時間仕事するってどんだけなんだか。いや、帰りたいって。上司、帰りたいです。
後で内容物を再確認しましたが、「エタノール」が入っていました。
たぶん、私がお酒弱くて、上司が強いんだと思います。
私の許容量だと、気分良くなるを通り過ぎて、眠くなる分量が入っているんだと思われます。
っていうか、普通のドリンク剤ですね。
ホルンを吹く気力がみなぎるということもない状況ですが、実験なので、もう一度吹いてみます。
8カチを超えることができれば、ヒルトン・ハイの勝利です。
意外とやってみたら、らくーに高い音が出るかもしれません。だって、ヒルトン・ハイだもの。
がんばろー。
何も、変わらないじゃないかあああああああああああ。( ゚Д゚)
変わらないどころか、息が切れて、苦しいです。
少し、少しくらいなら変わると信じてた。神様が2拍くらい分けてくれると思ってた。
だから、みんな、本番前にチキンタツタ食べたり、チオビタ飲んだり、いろんな事している。
なのに、こんなにも、こんなにも何も変わらないなんて。
そこの中学高校生のみんな。何かを飲んだくらいでは、楽器は上達しないから、よく覚えとき。
普通に練習して、普通にできたことしか、できないよ。
っていうか、疲れた。
結論:ヒルトン・ハイとハイトーンは関係ない。
※本来の効果は検証していません。
最後に
私は、昔からカタカナが苦手でした。
マキシムコーヒーを「マキムシ」と読んでいたり、スカンジビアナ半島と覚えてしまっていたり、読み間違えばかりしています。
そして、記事を書き終えた今、気がついたのです。
商品名「ヒルトン」じゃなくて、「ビルトン」ですね。
上司からのメールを確認しなおしましたが、全部「ビルトン」って書いてありました。最初から、私の読み間違えだったようです。
「ヒルトンハイ」
で検索しても、そのまま間違った名称を思いこんでいても、ちゃんと届くよAmazonさん。
記事中、ほぼ全面にわたって表記を間違えております。
深くお詫び申し上げましたところで、
ワッホイ。ワッホイ。