バーバリーは人間をなにか勘違いしていると思う
今世紀最大に、残酷な言葉と出会いました。
「自分に似合う服ってどーやったら見つかるのかなー」って調べてたときに聞いたんですけど、
もうね、ほんと、みんな、閲覧注意だよ。
覚悟して、スクロールしてねー。それは……
「ブランドにとっては、サイズもデザインのひとつなんです」
だって。ええええー。ひどーい。
半額って書いてあるから入ったラーメン屋さんで「キャンペーンは来週からです」って言われたときに匹敵するショック。
あたしは泣く泣く定価で食べましたけど、あとから入ってきた人は怒って帰って行ったよ。
で、どういうことかというと、俺が作る服に合わない体形のヤツは着るなってこと。ハイブランドになればなるほど、モデル体形じゃないと着れないってわけです。
みなさん、ご存じないかもしれませんけど、わたし、モデルじゃないんですよ。
このサイトのキャラクターにトマトマンっているじゃん。
絵は描いた人に似るってホントだねー。
どちらかってーと、あたしはトマトマン体系。
ちょいとお腹がぽっちゃりしてて、手足が短い。
うっさいわああああー。
いつか、あたしみたいな体形が、世界でいちばん“かわいい”とされる日がくるとは信じてるんだけど、
ほら、キティちゃんとか、世界征服しかけてるし。
信じてはいるんだけど、
服は、今、着ないとイケないわけ。
今、着る服が必要なの。
バーバリー好きなんですよ。銀座とか行ってね、ショーウィンドウ見るとね。
やっぱり、かわいいんですよ。
ときめくんですよ。
でも、いまだ、“バーバリーもどき”しか着たことないんですよ。
いつか着るんだ。お金ができたら買うんだ。
って、なんとなく思ってたんですけど。
その言葉ですよ。
なにそれ、一生着れないじゃん。って突きつけられたわけですよ。
私の身長と手足の長さじゃ、痩せたくらいじゃ、バーバリーにデザインされない。
泣く泣くあきらめようかと思いましたけどね。
ラーメン屋で、怒って帰った人がわたしに勇気をくれましたよね。
手段はひとつしかない。
わたしが、バーバリーをデザインする。
と、いうわけで、
メルカリでポチッとコートを購入しまして、袖を切りました。
片方だけ作業が終わったところで、写真を撮ってみたんですけど。
信じられん……。
いや、なんてーか。
ここまでくると、あたしの腕が短いんじゃなくて、
バーバリーの腕が長すぎやしないか!??!?
この腕の長さの人、ホントに存在してるんですかっ……?
このブログを公開したら、「私にはピッタリですよ!」って返信が1.5万件とか届くんか?
マジか……。みんな、すごいな……。
って驚いたので、ブログにしようかなと思いまして、
無料画像サイトで「バーバリー」を検索したら、サルばっかり出てきた。
どういうことだと。
AIさんが、バーバリーはサルが着るものとか、謎の学習でもしちゃったんだろか。
素敵なファッションを着こなす人に嫉妬するアノニマス集団が、
「バーバリーを着こなせるのは、テナガザル」
って教え込んでしまったんだろか……。
ついに、AIさんも、
「Googleにとっては、検索する人もデザインのひとつ」
みたいなこと考えはじめちゃったのだろうか。
保守専用検索エンジンに、リベラル専用検索エンジンとか、わりと地獄絵図。
あーこわいこわい、と思っていましたらね、
どうやら「バーバリーマカク」っていうおサルさんらしいですよ。
テナガザルじゃなくて、オナガザルだって。
ワッホイ、ワッホイ。