バーバリーは人間をなにか勘違いしていると思う

サルの親子
バーバリーで検索したらなぜか出てきた無料画像(Michael SchwarzenbergerによるPixabayからの画像)

 今世紀最大に、残酷な言葉と出会いました。

 「自分に似合う服ってどーやったら見つかるのかなー」って調べてたときに聞いたんですけど、

 もうね、ほんと、みんな、閲覧注意だよ。

 覚悟して、スクロールしてねー。それは……

 「ブランドにとっては、サイズもデザインのひとつなんです」

 だって。ええええー。ひどーい。

 半額って書いてあるから入ったラーメン屋さんで「キャンペーンは来週からです」って言われたときに匹敵するショック。

 あたしは泣く泣く定価で食べましたけど、あとから入ってきた人は怒って帰って行ったよ。

 で、どういうことかというと、俺が作る服に合わない体形のヤツは着るなってこと。ハイブランドになればなるほど、モデル体形じゃないと着れないってわけです。

 みなさん、ご存じないかもしれませんけど、わたし、モデルじゃないんですよ。

 このサイトのキャラクターにトマトマンっているじゃん。

 絵は描いた人に似るってホントだねー。

 どちらかってーと、あたしはトマトマン体系。

 ちょいとお腹がぽっちゃりしてて、手足が短い。

 うっさいわああああー。

 いつか、あたしみたいな体形が、世界でいちばん“かわいい”とされる日がくるとは信じてるんだけど、

 ほら、キティちゃんとか、世界征服しかけてるし。

 信じてはいるんだけど、

 服は、今、着ないとイケないわけ。

 今、着る服が必要なの。

 バーバリー好きなんですよ。銀座とか行ってね、ショーウィンドウ見るとね。

 やっぱり、かわいいんですよ。

 ときめくんですよ。

 でも、いまだ、“バーバリーもどき”しか着たことないんですよ。

 いつか着るんだ。お金ができたら買うんだ。

 って、なんとなく思ってたんですけど。

 その言葉ですよ。

 なにそれ、一生着れないじゃん。って突きつけられたわけですよ。

 私の身長と手足の長さじゃ、痩せたくらいじゃ、バーバリーにデザインされない。

 泣く泣くあきらめようかと思いましたけどね。

 ラーメン屋で、怒って帰った人がわたしに勇気をくれましたよね。

 手段はひとつしかない。

 わたしが、バーバリーをデザインする。

 と、いうわけで、

 メルカリでポチッとコートを購入しまして、袖を切りました。

 片方だけ作業が終わったところで、写真を撮ってみたんですけど。

片方の袖だけ切ったところ
ちょ、おま、袖、短すぎwwww

 信じられん……。

 いや、なんてーか。

 ここまでくると、あたしの腕が短いんじゃなくて、

 バーバリーの腕が長すぎやしないか!??!?

 

 この腕の長さの人、ホントに存在してるんですかっ……?

 このブログを公開したら、「私にはピッタリですよ!」って返信が1.5万件とか届くんか?

 マジか……。みんな、すごいな……。

 って驚いたので、ブログにしようかなと思いまして、

 無料画像サイトで「バーバリー」を検索したら、サルばっかり出てきた。

 どういうことだと。

 AIさんが、バーバリーはサルが着るものとか、謎の学習でもしちゃったんだろか。

 素敵なファッションを着こなす人に嫉妬するアノニマス集団が、

 「バーバリーを着こなせるのは、テナガザル」

 って教え込んでしまったんだろか……。

 ついに、AIさんも、

「Googleにとっては、検索する人もデザインのひとつ」

 

 みたいなこと考えはじめちゃったのだろうか。

 保守専用検索エンジンに、リベラル専用検索エンジンとか、わりと地獄絵図。

 あーこわいこわい、と思っていましたらね、

 どうやら「バーバリーマカク」っていうおサルさんらしいですよ。

 テナガザルじゃなくて、オナガザルだって。

 ワッホイ、ワッホイ。