たまねぎの皮でシャツを染めるとカーキ色になる

カーキ色に染まったシャツ
カーキになりました!

 たまねぎの皮は、草木染め初心者にオススメだそうです。失敗がなく、よく染まるらしい。

 以前、試してみたしところ、みごとな黄色になりました(過去記事)。このときは、ミョウバンを使ったのですが、「鉄媒染液」なる物を使うともっと渋い色になるらしい……。そんな情報を得たので試してみました。

 ファッション系のカーキはもっと緑っぽいと思うのですが、どちらかというとミリタリー寄りのカーキ、本気のカーキとなりました。いい色です。

鉄媒染液を入手する

 さびた釘から自作できるらしいのですが、さびた釘どころか釘がなわい、ってなことで、市販品を買うことにしました。500円くらいでした。

鉄媒染液ってやつです

 Amazonで売ってました。ポチッとすれば、入手できます。

シャツを縫う

 次に、どこのご家庭にもある生成のシーチングで、シャツを縫います。

シーチングで縫った白シャツ
シーチングで縫ったシャツ

 え、あ、ない?すみません。わたし縫い物が趣味なんです。

 綿麻のシーチングを使っています。生地のマツケさんってところで、たまに反売りしているんです。本番用の布で縫う前のお試し用に…って思って買ったんですけど、意外や、意外。めちゃくちゃ着心地がいいんです。なので、こちらでシャツを縫って、染めて使えるようにしようと思った次第でございます。


染液を作ります

 さて、実際に染めていきましょう。まずは、染液を作ります。

 数カ月間かけてためたたまねぎの皮、なんと、42グラム。

 たぶん、こんなになくても大丈夫です。

たまねぎの皮の重さを測っているところ
42グラム!

 たまねぎの皮を煮込みます。ステンレスの鍋を使いました。たしか、鍋の種類は気にした方がいいはず(詳しいことは、草木染めの先生とかが書いてる記事よんでー。

 不織布に包んで煮込みます。これは、だしパックと同じような話で。包んでおくと取り出すとき楽です。

たまねぎの皮を煮込むところ
不織布に包んで、たまねぎドーン

 一時間、コトコトと煮込みました。

煮込まれたたまねぎの皮
だいぶ煮込みました

(あ、煮ているときは、不織布が燃えないように、こう、たたんでますから。念のため)

たまねぎの染液
真っ赤!

 真っ赤な染液ができあがりました。こちらで染めていきます。

たまねぎで染めて→洗って→鉄媒染液→洗ってを3回繰り返す

 鍋に、シャツを入れて、ぐつぐつと煮込みます。すると、黄色に染まりました。

洗面器に入った黄色いシャツ

 たまねぎさん、鮮やかですわー。

 で、鉄媒染液は薄めておきます。どのくらいかは、私のような初心者の記事じゃなくて、草木染めの先生が書いているようなの読んでください!この記事は初見プレイを楽しむヤツですよー。

 かなりうすめるので、Amazonで買ったあの一瓶で、相当な回数染められます。

ステンレスオケに入った鉄媒染液
鉄媒染液を水でうすめました

 で、この鉄媒染液に浸すと……、

ステンレスオケの中でカーキになったシャツ
色が変わった!

 カーキになっちゃうんだな。この色変化は、ほんと不思議。化学実験みたいです。

 同じ作業を3回繰り返して、カーキ色のシャツができましたー。

カーキのシャツ
カーキのシャツ・完成

 おっしゃれー。外に着ていっても、問題ないレベルの仕上がりとなりました。満足。満足。


 たまねぎの皮染めは、染める回数で色が変わります。どれが正解ってこともなくて、好きな色になるようにしてくださいってことなんですけど、参考に、ガンダムさんのワンピースも一緒に染めてみました。

2回染め(左)、3回染め(右)

 左の青いヤツ(これ、誰だっけ?)が着ているのが2回染めたもの。右のガンダムさんが着ているのが3回染めたものです。いろんな色が出るんですよー。すごいでしょー。

 初見プレイでこれだけちゃんと染められるので、やっぱり、たまねぎの皮は初心者にオススメなんだと思います。カーキが嫌いじゃなければ……ですけど。個人的には着ない色なので、もっぱら家族とガンダムさん用です。

 ワッホイ、ワッホイ。