絨毯を水洗いできる掃除機「スイトル」を使ってみた
じゃじゃーん。買っちゃいました。シリウスの「switle(スイトル)」です。
シリウスという会社は、元三洋電機の方が起業したんだそうです。社員13人中7人が元三洋電機社員。会社消滅時にシングルマザーで40代、再就職に困っていた人に声をかけたりして、ここまで来たそうです。
スイトルは一大ヒット商品だそうで、話を聞いて一目惚れ。即買いしてしまいました。さてさて、じゅうたんを水洗いできるってどういうことなんでしょう。さっそく、使ってみたよー。
使い方は…むずかしい
むずかしいというか、取扱説明書が難解なんですよ。昭和の取扱説明書そのもの。「そこまで、三洋電機感なくていいんですけど…」ってくらいにわかりにくい。さらに類似商品がないものなので、パッと見ただけでは使い方が想像できない。必死に、説明書を解読するのです。
ガチャガチャはずして、内側のコップみたいなところに水を入れるようです。「水をいれる容器は、電装部が完全にはずれるから安心!」とかうたっていて、細かいところが三洋魂です。このうたい文句にココロくすぐられる人って、だいぶ理系に限られると思うんですけど。私は好きです。
掃除機にアタッチメントして使う
どこのご家庭にもある掃除機につなげて使います。日立のCV-PD30につなげました。
でね、ここからがまたわかりにくい。「全閉」「半開」「全開」を選ぶスイッチがあるんですけど、これを掃除機の相性を見ていいところを探すらしいんですけど、何がいいのかなんてわからんわあああああ。ってなります。だって、初めて使う物なんだもの。何を開閉してんのかすらよくわからん。おそらく、開発者呼んで説明してもらうと「掃除機のモードはこれにして、スイトルはこの設定にしてください」みたいな、神がかった調整ができるんだと思う。職人専用グッズかっ。あ、そういうところも好きです。
とりま、スイッチ入れてみた
掃除機のスイッチをいれたら、ノズルから水が出てきましたー―――。
水が出てくると言っても、すぐに吸い取られます。じゅうたんにちょっと水を吹きかけて、ぶおおおおおおおおおおお。って吸っているみたいです。
我が家のカーペットはもう、ペタンコで瀕死の状態です。
あまりに元がペタンコなので、完全復活なんてことにはなりませんが、少し復活しました。掃除機が吸うので、倒れたパイルが少々起きるようです。
あと、ラーメンの汁こぼしたときとか、ワンちゃんが粗相したときのお掃除にいいらしいです。
60センチ四方を吸ったくらいで、汚水タンクがいっぱいになりました。めっちゃ汚れています。
で、じゅうたんは、濡れます。乾いてさわやかーってなことはありません。いや、これも神がかった設定にしたらどうなるのか知らんのだけど。お茶こぼしちゃって雑巾で必死に拭いた程度の湿り気があります。扇風機かけておいたら、2時間ほどで乾きましたけど。でも、なんか、洗えるってうれしい。重曹とか、酸素系漂白剤を使って、吸い取ってもいいらしいです。気持ちよい感じになりそう。
職人なんですよね。これ使って掃除していると、職人になった気分になれるんですよ。だって、すごいじゃないですか、掃除機の吸引だけを動力にして、水を吹きかけて、吸って、吸った水は別タンクにしまわれて、掃除機には逆流しないんですよ。シリウスさん、この商品の売れ行きが鈍っていて経営が大変らしいので、もっともっと売れるとよいですね。
ワッホイ、ワッホイ。
※Amazonのアフィリンク張ってますが、めちゃ高いことあるので気をつけてくださいねっ。シリウス公式でも売ってます。筆者はヨドバシで買いました。