運動神経が悪い人の「自転車アルアル」で盛り上がろう!
高橋ホイコです。ニコニコ自転車部員です。
10月8日、つまり明日、TVアニメ「ろんぐらいだぁす!」が放送開始ですね!
作画が綺麗なようなので、自転車で出かけるた先の美しい風景が見られるのではと、楽しみにしています。
な、わけで、今日は、勝手に、乗っからせていただいちゃいましたー。
「ろんぐらいだぁす!」は、運動が苦手な亜美ちゃんが、ある自転車に一目惚れするところから始まります。運動部にも入ったことないし、よく転ぶ女の子です。たぶん、あれは50m走らせたら11秒台。
ちなみに、私もすこぶる運動神経悪い。高校最後の体育の授業が終わったときに、グラウンドから空を見上げ「残りの人生、これで、もう運動しなくていいんだ!!!」と思ったくらい。跳び箱も飛べない、逆上がりもできない、二重飛びどころか後ろ飛びもできないよ!
というわけで、今日は、運動神経悪い人が自転車乗って感じたアルアルをご紹介。結構、いろんな障壁と戦ってるんだぞ!
自転車を始めたキッカケがヤバい
「何か運動しないとヤバい」と思って、自転車を始める人は多いです。
しかし、「運動しないとヤバい」と思ったキッカケはなんでしょう?
- 最近、太った
- 中性脂肪が高くなった
- かけこみ乗車で、息が切れるようになった
甘いですね。18歳のときに、二度と運動をしないと心に決めた人間にとっては、この程度では運動を始めようなんて思いません。
太ったなら、食べる物を減らせばいい。「質量保存の法則」って中学校で習ったでしょう。体内にあろうが、体外にあろうが、質量は変わらないのですよ。体重を減らすなら、体内に入れる物質の質量を減らせばいい。
中性脂肪?そんな、自覚症状がない数値をキッカケに運動などしません。どうしても気になるなら、まずは3時のお菓子をやめようか。と、運動以外の解決策から試すでしょう。
かけこみ乗車?できないなら、しなきゃいいじゃない。
まあ、そんな思考回路です。運動による解決策は、基本先延ばしです。そんな私が、さすがに運動しようと思ったキッカケ。
「手すりがないと、階段が降りられない。」
おばあちゃんじゃないかあああああああああああああ。
なんか、怖くてさ、手すりを持ってゆっくり降りないと、不安で仕方なくてさ、おばあちゃんが、1段1段もっさり降りてくる理由がよくわかる。
って、当時の私、まだ、30代前半!当時独身!
まだまだ、宝塚のように階段降りたいお年頃なのに、手すりがないと怖いとか、やばいやんかあああああああああああああああああああああ。
自転車ならできると思った理由がヤバい
かろうじて、運動をしていた10代の頃を思い出しましょう。
走り幅跳びが1mに届かず、跳んだ先に砂場がないのが恐怖。「それって、大きい1歩じゃん。」と言われる。
というわけで、自転車は、かなりレベル高いですね。
やるなら、自転車しかないですね。
ん?まさか、全部ダメじゃんとか思ってないですよね?
自転車だけは「乗れるようになった。」という成功体験があるのですよ。
「乗れる」か「乗れないか」で言ったら「乗れる」方の選ばれた人間なのです。
ネットから手が出ないバレーボール、ボールがリングに届かないバスケ、跳んでも砂場がない走り幅跳びとは、全然違うぅぅぅ!
自転車だけは、人並みだと思ったんだぜええええ。
本当はできると思ってる思考回路がヤバい
なぜ、運動神経が悪いんでしょう?
両親共に運動が苦手。 ↓ 「お前に運動ができるわけがない。」と親戚中に洗脳される。 ↓ できないと思いこむ。 ↓ できないから、やらない。 ↓ やらないから、できない。
人間って、どんな人でも最終的に到達できるレベルは同じじゃないかと思うんです。イチロー選手だって「誰でもできますよ。」と言ってたし。そこまで練習量を積み重ねられるかの問題。
フルートが上手な人に聞いたら「最初に音を出したときに、普通は出ない音域が出ちゃって、親が才能あるって思いこんじゃったんだよね。」と話してました。
初体験で、うまくできる ↓ 「才能がある」と思いこむ ↓ 才能があるから、練習する ↓ さらにできる ↓ 天才完成
最初に「できる」と思うと、この循環に入れるのですね。スポーツ選手に4月生まれが多い理由も説明できます。スポーツができる子も、できない子も、周囲と自分の思いこみで作られているのです。
私は体を使うことに関しては、飲みこみが遅いです。
慎重な性格なのもあって「ちょっと無理して思い切ってやる」ことが苦手という要因が大きいと思っています。
走り幅跳びであれば「思いっきり跳んで、跳んだ先で転ぶのが怖い。」という気持ちが先に立つ。だから、最初に全然できない。
そういうタイプの人でもできるようになる方法はあるんだと思う。安全に着地できる範囲を確認しながら、徐々に距離を伸ばしていくという、着実な練習をする。こうすれば危なくなく、遠くに飛べるんだという知識を得る。知識を体に反映させる練習をする。
そうやって、時間をかければ、できないことはないはず。
それなのに、学校の体育の授業は、次々と種目が変わるので、「できない。」というまま次に行く。
ただ、自分はできないという思い込みだけが、強められていく。
最初にできるようになることが多い人と、後からぐーんと延びる人がいるんだと思うんです。どちらのタイプも最後までいけば、同じですよね。
つまり、
やれば、できるんじゃ。
自分の優越感を潤すために、できない人を作り出すんじゃない。
100歳になってみろ。きっと、私のが速くなってる。
ふは、ふははは。100歳かー。遅いなー。
ちなみに、慎重な性格なのは、気に入っているんです。直す気などないし、直す必要もないと思ってる。
おかげさまで、40年間骨折だの、ネンザだのをしたことがないのである。安全第一。
自転車手芸にハマる
100歳まで、走ることで「スゴいね」と言われることが難しいとなると、どうやって自己承認欲求を満たすかが問題となります。
自転車を始めた頃、思ったこと。
- レーパンの値段が想定外
- 女子向けウェアに「コレジャナイ感」
- 輪行袋って「何で、青しかないの?」
気に入った物がないのなら、自分で作ればいいじゃない。そして、女子自転車業界のファッションリーダーになりたい。
走るのが少しくらい遅くても、あの人みたいになりたいと、憧れられる存在になりたい。
ファッションリーダーになれるかは知らんが、とりあえず、こんなジャージが欲しい。トータル1万5千円以内で(見つけたら連絡プリーズ。)
しかし、現実は遠く。服とかそんなに縫ったことないから、敷居が高い。どうやって型紙作るのか想像つかない。
そう、私は技術の習得に時間がかかる。少しずつ、小さな一歩でも、進んでいく。進んでいけば、いつの日か、こんなに歩いてきたんだなと思える日が来る。まずは、最初の小さな一歩だ。できた。
自転車につける、トマトマン。
あら、かわいい。
今日は、いい話だったのか、どうでもいい話だったのか。
とりあえず、明日はろんぐらいだぁす!だよ。
ワッホイ、ワッホイ。