「なっとうこんぶ」の開発秘話を妄想してみた。

妄想は楽しい。

先日、タリーズコーヒーでまったりしていたところ、ふと、隣に座っていたお兄さんのことが気になり始めました。ヨレっとした黒シャツと黒ズボン。うす汚れた白いカバンとスニーカー。コーヒーは飲み終わっていて、iPadをいじりながら、iPhoneを充電している。ここまでで「はい、独身。家に二次元アニメのフィギュアあり。」と即断できるところでした。

なのに、なのに、なのに、なんかメガネとiPadのケースと髪型がオシャレなの。「ちょっとWebデザイナーやってる」みたいなオシャレさなの。君は、なんなんだ!もしかして、Apple社員なのか?

と、日々、すれ違う人の人生を妄想をしています。こんにちは。

これ以上、取材許可も取ってないお兄さんをネタにするのも申し訳ないので、以降は「なっとうこんぶ」をネタにします(こっちも許可もらってないけど)。

うまいぞ!「なっとうこんぶ」

なっとうこんぶパッケージ

父が、北海道土産として買ってきた昆布です。実在します。この「なっとうこんぶ」、めんつゆと混ぜておいて”とろっ”としたところを、きゅうり&みょうが&しその和え物にかけたり、うどんにおろししょうがと併せてかけると、とても美味しいです。一時期流行ったジュレのように”とろみ”が出るので、めんつゆも少なくて大丈夫。エコでヘルシー。

きゅうりこんぶ
↑ご飯にかけると、たまらないヤツ。

「所長!昆布がっ!」(妄想)

パッケージには、「(株)ユートピア知床 氷温食品研究所」とあります。知床の特産物作るために、あらゆるものを氷温保存して、ヒット商品にならないかなーと模索している研究所かと想像されます。北海道って美味しい食べ物いっぱいあるけど、遠いので輸送の間に味が落ちちゃったりしそうですしね。

ある日、研究員の沢田くんの家に実家から大量の昆布が送られてきました。困った沢田くん。職場で氷温庫の空きスペースに入れておきました。その2週間後ー

「所長!昆布を氷温保存したら、ネバリが強くなりました!」人生初めての業績ができたと、目を輝かせて報告する沢田くん。

「昆布がネバったら、出汁とるたびにネバネバじゃないか。」

「いやー、ネバネバは若者の間でブームっすよ!」

「そうなのか。それじゃ、北海道で一番ネバる昆布を氷温加工してみるか。」

「商品名?なっとうこんぶだろ。」(妄想)

北海道で一番ネバる昆布を探した沢田くん。白羽の矢が立ったのは、釧路で採れる「ネコ足昆布(注1)」。そこで、ネコ足昆布の総元締め(株)カネタ高橋商店(注2)で、商品化に向けた作業が始まります。

「社長。商品名ですけど若手会議で「氷結ネコ足昆布」に決まりました。」

「誰が、ネコの足なんて食べるんだよ。食べ物の名前にしなさいよ。もっとねー、ネバリがあること強調しないと。ネバリがあるもの。たとえば、、、、納豆だよ。ほら、納豆昆布でいいじゃないか。」

部下が困った顔で答えます。「でも、納豆って嫌いな人もいるし、臭い昆布だと思われませんか?」

社長は、また反論かよ。みたいな顔して「なら、平仮名にしとけ。」とだけ命令。

「なっとうこんぶ」の誕生です。

(注1)同梱されていた説明書きによると、納豆昆布とは「北海道太平洋沿岸で採れた最もネバリの強いネコ足昆布(昆布の名前)を使用しております。」だそうです。

(注2)(株)カネタ高橋商店は、「なっとうこんぶ」の製造者さんです。

パッケージ裏側

2017年の大ヒット!「なっとうこんぶ」(妄想)

氷温研究所は鮭とか熊の方が売れるためか、あまり「なっとうこんぶ」の売り出しに力を入れないでいました。しかし、ヒットは突然やってきます。このブログを読んだテレビ局が取材に来たのです。それ以来「なっとうこんぶ」が健康的な食材として、あらゆる料理研究家に愛用され、クックパッド内のレシピの3%が「なっとうこんぶ」を使用するまでになります。

そして、生まれるのです。ゆるキャラ「なっとうこぶにゃん」

なっとうこぶにゃんのイラスト

  • この記事は完全に妄想でできています。実際の商品とは何ら関係ありません。
  • 「なっとうこんぶ」は本当に美味しいので、ウトロの道の駅に行った際にはどうぞ。
  • この記事アップして、本家よりも上に出てくるようになっちゃったらどうしよう・・・(悩)。