ネコミミをつけたら、誰でもカワイクなれるのか
高橋ホイコです。花粉症ではありません。
寒いですね。あまりに寒くて十二単のような重ね着で暮らしています。寒いのは子供たちも同様、外に出かければ、もふもふに包み込まれた赤ちゃんを良く見かけます。
これが、まあ、かわいいんですよね。
しかも、かなりの高確率で、赤ちゃんの服にはネコミミがついています。
たまらなくカワイイです。
さて、気になりますね。
もしかして、ネコミミをつければ、誰でも、何でもかわいくなれるのでは。
気になりすぎたので、実験しました。
カワイクナイ物をゲットせよ!
ある日、品川駅にガチャガチャが大量に置いてあるのを発見しました。
これも何かの運命。ここでカワイくないものが入手できそうです。
この大量のガチャガチャの中からカワイくナイ物を3つ選りすぐりました!
ガチャガチャって、結構アナログな仕組みなんですね。
途中でお金が詰まって、お兄さんが、直してくれたりした。
カワイクナイ物ランキング。じゃじゃん。まず1つめ。
3位 亀。
亀をカワイイと表現する人はいると思います。
しかしですね、フォルムがグロテスクなんですよ。とてもネコミミが似合うとは思えないです。だいたい胴体が堅い。カワイイ物というのは、丸くてプニプニしているのです。
ちなみに、アカウミガメだそうです。
2位 きゅうりの漬物
漬物にカワイイとか、カワイクナイとか、そんな概念があるのかと言いたくなります。
女子高生がぬかみそかき混ぜながら、「きゅうりーやばーい。まじ、かわいい。」とか言ってたら、ドン引きするに違いない。騒いでないでとっとと食え。
1位 花粉
マジあり得ない。これを「マジ、ヤバイ、花粉カワイイ」と表現する女子高生は存在するのだろうか。
この季節になると、洗車大好きの知人は、ボンネットに降り注ぐ花粉を毎日呪い(毎日磨いているから)、もちろん花粉症の民たちには完全に忌み嫌われている物体です。カワイイわけがない。目も口もないですし。
この花粉はイネらしい。なんともフォルムが、なまめかしい。
さわってみると、やわらかくプニプニ♪丸くてプニプニしたもがカワイイといった前言は撤回させていただきたく。
というわけで、この亀、漬物、花粉にネコミミつけていきます。
毛糸を鍵編みして猫耳作ります♪
作品題名:亀の冬眠。
小さいんだよっ。
あまりに亀が小さくて、うまく作れなかった。さらに、小さすぎて、写真を撮るのも苦労した。
なんていいますか、冬眠用亀ふとん。亀ふとんに入ったまま布団の中に入れておいたら、それは湯たんぽにしか見えない。ってやつ。
これが、カワイイか、カワイクナイか。ごめん、判定できない。
作品題名:飯、持ってこい
やばい。少しカワイくなってしまった。
きゅうりのくせに、ただのきゅうりのくせに・・・。なんだか偉そうなのである。
カオナシが「千を出せ」って言い出したくらいに、きゅうりが急に主張し始めた感じ。カオナシをカワイイと言う人もいるけど、気持ち悪いが先立つだろう。
きゅうりの漬物が「飯、持ってこい」とか言い出したら、それ、相当にシュールだからな。
怖くなったので、もう一度、そっとカプセルにしまっておいた。
作品題名:23世紀の人類
時は2289年。
花粉症がどんどん重症化し、ついに人類は花粉に体をのっとられた。
花粉の形をした子供に流行るファッションがこれ、ネコミミワンピース。
なんてこと、あるわけなああああああああああああい。
しかしだ。人の趣味は千差万別。これを「かわいいいいいいい。」と言っている人が日本全国に3~4人いてもおかしくない。元の花粉よりも、インパクトが増しているので、強固なファンが生まれてもおかしくない。
それにしても、見ては行けない物を見ている感がハンパない。
怖くなったので、もう一度、そっとカプセルにしまっておいた。
結論
カワイイ + カワイクナイ = 少しカワイイ + すごくカワイクナイ
カワイイはちゃんと足し算のようで、「カワイイ」ネコミミを足すと、少しカワイくなりました。
しかし、お汁粉に入れる塩みたいな効果で、カワイクナイっていうか、キモイ、ブサイ、怖い要素が、ぐぐぐぐぐんと引き立てられてしまいました。
私もネコミミをつけてみたいと思っている、そこの花粉のみなさん!
それはやめておいた方がいい。下手に目立つと、お前ら本当に抹殺されるからなっ。
なんだか少し目がかゆくなってきたようだ。
ワッホイ、ワッホイ。