地球で起こる「長時間労働」という異様

トマトマンのちきゅうレポポ
パピコプパピー。

パピコン星の皆さん、こんにちはップ。
「トマトマンの地球レポポ!」のお時間ですポ。
今週も、地球での出来事を、パピコン星の皆さんに、わかりやすくお伝えするポー。

今日のテーマは「長時間労働」
この問題を聞かない日はないくらいに、今、地球のここニッポンでは問題になってますポ。

「長時間労働」ってなに?

ナスラブ 「先輩、地球行って賢くなりましたね。」
トマトマン 「やあ。ナスラブたん。お久しぶりでポ。」
ナスラブ 「はいはい。デポポ。難しい言葉覚えましたね。長時間労働ってなんです?」
トマトマン 「ながーーーーーい時間、働くってことでポ。」
ナスラブ 「長いって、どんくらい?」
トマトマン 朝9時から、朝4時とか。」
ショックなナス 「いつ寝るんですかああああああああああああああああああ。」
トマトマン 「だから、問題なんだポ」
ナスラブ 「はあ。人間って寝なくて大丈夫なのかと思いましたわ。そもそも、人間は何で働くんでしょうか。」
トマトマン 「そうですね。ナスラブの生活にたとえると、ナスを食べるためです。あなた、ナスしか食べない。」
ナスラブ 「いや、しょうゆくらいつけますって。ところで、そんなに働いたら、ナスを食べる時間がなくなるではないですか。」
トマトマン 「だから、問題なんだポ」
ナスラブ 「そもそも、そんなに働かないと、ナスが食べられないですか。」
トマトマン 「いや。おおよそ、朝9時から夕方5時まで働けば、食べられることになっているポ。」
ナスラブ 「じゃあ、なんで、長時間働くです?」
トマトマン 「もっと、もっと、たくさん、ナスを作って売ったら、お金がガッポガッポ。」
ナスラブ 「そのお金でどうするです?」
トマトマン 「ナスラブに例えるなら、さらにナスがガッポガッポ。そして、」
ナス風呂もできる
ショックなナス 「そんなに、いらんわーーー。」

帰りたいのに、帰れない人間たち

ナスラブ 「たくさんナスを作れば、たくさんお金がもらえるですか?」
トマトマン 「それが、そうでもなくて、ナスをたくさん作れば、ナスの単価が下がるので、あまり変わらないみたいですね。」
ナスラブ 「ボーナス、無す。じゃあ、なんで働くですか?」
トマトマン 「文化祭シンドロームです。」
ナスラブ 「文化祭?シンド・・・?」
トマトマン 「ナスさん、ありませんでした?高校時代の文化祭。出し物の準備するのに夜中までかけてるのが青春!みたいなやつ。段取り悪いだけだから、残ってても特にやることないから、帰りたいんだけど、これで一人だけ帰って、次の日にみんなに無視とかされたら困るし。とか思って、帰れないアレ。」
ナスラブ 「ああー。たしかに、うちのクラスの白菜は怖かったですねー。自分はだべってるだけなのに『何で、あの子帰っちゃうのー?』とか言うの。怒るとちょうどいい茹で具合になるんですよ。あの人。」
トマトマン 「同じように地球にも、長時間労働を強制する人、長時間労働が楽しい人、長時間労働に嫌々つきあっている人、要領よく帰る人、長時間労働につきあわなくて干されている人が、存在しているんです。」
ナスラブ 「あー、文化祭の時も大根が干されてましたわ。」
トマトマン 「さらに成果主義が導入されたので、早く帰る人は、昇進を諦める覚悟が必要なんです。文化祭の準備に残らないと、友達がいなくなるだけじゃなく、いい大学行けないくらいのプレッシャーですね。実力に自信がある人しか帰れないです。なので、みんな、疲れてます。焼きナスのようにクタクタ。」
焼きなす 「クタクタちゃうわーーー。あれ、イチバン美味しい状態だから!」

大変なことは、ウェイウェイウェイウェイ。

ナスラブ 「成果主義の導入って言ってましたけど、長時間働くことで評価されるんですか?」
トマトマン 「大義名分は違うみたいでポ。」
ナスラブ 「要領が良い人を評価した方が良くないですか?」
トマトマン 「そのとおりでポ。だけど、仕事ができる人だから簡単にやっているのか、仕事が簡単だから簡単なのか、良くわからないだポ。」
ナスラブ 「わからないって・・・。」
トマトマン 「なんとなく『あの人は大変な思いをしたから評価してあげよう。』と大変だったことが評価されることもあるだポ。優しさから始まる評価だポ。
ナスラブ 「辛かったことは評価されたいですよね。」
トマトマン 「だけれど、この評価を見た周囲の人は”大変じゃないと偉くない”と感じ取ってしまうだポ。無意識に自分担当の仕事は”大変で大事な仕事だ。”と思いこむようになるだポ。」
ナスラブ 「まあ、大事な仕事を任されていると思いたいのは、わかる気がします。」
トマトマン 「で、大変じゃなくてできる仕事も、大変じゃないと俺の仕事じゃないと思って、わざわざ大変になる選択肢を選ぶ人が出てくるだポ。総じて、大変な仕事が増えていくだポ。」
ナスラブ 「大変じゃないと、働いた気にならない病ですね。」
トマトマン 「アメリカの大統領選挙終わって、毎日『大変だー』ってテレビでやっているんで、この星の人たちは、本当に大変なことが大好きなんだと思うでポ。」
ナスラブ 「トマトマン先輩も、そうじゃないですかー?」
大変なトマトマン 「そりゃー、大変だポー。」

作者コメント

高橋ホイコです。昨日、本屋で絵本読みました。

小野ほりでぃさんの記事が好きで、好きで。あの体裁で何かを書くことに憧れて、書いてみました。だいぶ内容が違いますが。

トマトマンは、パピコン星出身。パピコン星はオシリをユサユサすれば、そこからトマトが生えてくるので、働かなくても食べることに困らないんです。
トマトマンは、地球に来て、色々なことが、不思議に見えているみたいですね。先日「『信号の色が変わると人間が動き始める装置』があるなら、目覚まし時計も青に光るだけでいいんじゃ?」と言ってました。

みなさん、ついて来てますかー?
今週も金曜日だ。ワッホイ、ワッホイ!

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